石垣島の観光・旅行/八重山諸島

ハートアイランド、黒島(3ページ目)

空から見るとハートの形をしているので、ハートアイランドと呼ばれる黒島。人間よりもずっと牛の数のほうが多いという、とっても長閑な島です。八重山の島々の中でも観光地化されていないことにかけてはトップクラス。そんなゆったりとした島時間が今でもごくごく普通に残る黒島のお話をしたいと思います。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

黒島の食べる情報

■うんどうや
うんどぅや

食堂兼、夜は居酒屋のうんどうや。人気店なのでトップシーズン中は予約したほうがよいかも

東筋の目立つ場所にあるヤシガニそば(要予約)で有名な食堂です。夜は島料理メニューが色々と並び居酒屋的にも利用できます。運がよければ三線の演奏が始まることも。西表島の東南5kmに浮かぶパナリ島ツアーも実施していて、こちらも人気。
住所:沖縄県八重山郡竹富町字黒島1552
TEL:0980-85-4308
営業時間:昼11:30~14:00 夜18:30~22:00 第1・3火曜(12月~3月のみ) 7~9月は14:00~18:30も営業
地図:Yahoo!地図情報

■ 味処はとみ
民宿はとみに併設した食事処。そば、沖縄料理などのメニューで、店内にはたくさんの漫画本もあります。
住所:沖縄県八重山郡竹富町字黒島1818
TEL:0980-85-4265
営業時間:昼11:00~14:30  夜17:00~24:00 不定休
地図:Yahoo!地図情報

■ パームツリー
palm tree

パームトゥリーの入り口。テラス席もあるので、海に入って濡れた後でも大丈夫です

宮里海岸そばにある離島では珍しい食堂タイプではないお店(黒島ではここだけ!)。テラス席もありレストランと喫茶店の中間くらいな雰囲気。カレーやスパゲティなどの洋食メニューもあります。店には手作りパンやケーキが置かれているコーナーもあるので、ちょっと小腹が減った時に覗いてみるのもいいですね。
住所:沖縄県八重山郡竹富町字黒島47
TEL:0980-85-4395
営業時間:10:30~21:00 不定休
地図:Yahoo!地図情報


黒島の買う情報

■ まちや
黒島港にあるお土産屋さん。基本的に船の発着に合わせた時間しか営業していないので、帰りの船に乗る前などに覗いてみるといいですね。黒島の牛をモチーフにした黒島Tシャツやオリジナルの小物など黒島ならではのお土産が揃います。そのデザインセンスのよさに定評あり。他にも黒島の名産品なども揃うのでお土産をまとめて買うのに便利です。
住所:黒島港内
地図:Yahoo!地図情報

■ たま商店
東筋にある黒島の商店。日用雑貨から食料品、飲み物などが揃います。黒島に数日間滞在するなら、絶対に何度もお世話になるお店。島の散策途中に覗いてみては?
住所:沖縄県八重山郡竹富町字黒島1450
TEL:0980-85-4223
地図:Yahoo!地図情報


黒島牛祭り

毎年2月に黒島では、黒島牛祭りが行われています。島おこしと畜産振興を目的として行われていますが、なかなかユニークで楽しい企画。年によって若干の変化はあると思いますが、島や石垣島の子供たちによって披露される島の郷土芸能演舞(八重山の離島では高校からはみな石垣島の高校に通います)や、ゲストライブショー。闘牛の綱引き大会や牛のご飯である牧草ロールをカップルで転がす競技など、見て楽しい、参加して楽しい内容となっています。

参加者が何よりも楽しみにしているのは、黒島の牛汁や、黒島牛のハンバーグなど、黒島の牛を使った美味しい食事メニューの数々。この日は石垣島や他の離島からも大勢の人々が集まり、美味しい黒島牛をほおばっています。そして何よりこのイベント中一番の目玉は、抽選会の一等賞を誰が当てるかということ。というのも、一等賞には牛一頭が贈られるのですから!  2月の八重山はお天気がよければまるで夏のような陽射し。みなさんもこの時期に八重山を訪れる機会があればぜひ黒島の牛祭りに参加してみては? 運がよければ牛一頭が自分のものになりますよ!


黒島の話いかがでしたか? なんせ人間よりも牛が多い島なので、そんなに観光的なトピックがない島です。でも、もしもあなたが八重山の海や自然にとても心和むと感じているのであれば、ぜひ黒島を訪れてみてください。絶対的に泊まりで。何もない島だからこそ、そこで夜を過ごすことがとても大事です。

この島で朝も昼も夜も夜中も、そしてまた新しい朝を迎えれば、日帰り観光では気づくことのできない島の空気の密度にハッとするのではないかと思います。それは、もちろん黒島だけに限ったことではなく、どこの島に関しても共通して言えることですが、ガイド的には一見何もなさそうに思える島こそ素通りしたりせずにできるだけ長時間滞在してみてほしいと思うのです。その島で過ごした時間の長さに比例して、愛すべき島の何かが、その島の姿が、ぐっと身近に感じられてくるはずですから。
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