ベビーカー/ベビーカー口コミレビュー

リッチェル ファインアール カルネオ セキュア(4ページ目)

軽量コンパクトで、セカンドベビーカーとして人気のリッチェルのカルネオシリーズに、新しく加わった「ファインアール カルネオ セキュア」。2011年5月より発売開始したこの商品を、早速試してみました。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

日本人体型に適した座面設計

絶妙なシート角度で、膝がきちんと曲げて座れる

絶妙なシート角度で、膝がきちんと曲げて座れる

今回試乗したのは、アンケート調査でもっとも人気の高い色だったというパープル。一昨年くらいからパープルの人気は高まっており、ラインナップに取り入れるメーカーも多いのですが、カルネオ セキュアは甘すぎないシックな配色で、パパが使っても違和感のない絶妙な色合い。人気が高いのもうなずけます。

子供(身長84cm)をシートに座らせてみて、すぐに実感したのが座面設計の絶妙さ。最近ではロングユース設計が増えてきたことで、座面の幅自体は割と余裕のある商品が増えています。カルネオ セキュアも座面幅32cmと、他メーカーのロングユース設計と同等の大きさ。一方で子供の飛び出し防止や安定性を考慮し、座面の奥行きや角度が深く設定されているものも多いです。カルネオ セキュアは、座面の奥行きは21.5cmと平均的なのですが、数値以上にしっかりと膝を曲げて座れる設計になっているように感じました。これはシートの素材やちょっとした角度などの複合要因によるものだと思われます。


シートを外せばオールメッシュに

シートカバーを外せば通気性抜群のオールメッシュシートに早変わり

シートカバーを外せば通気性抜群のオールメッシュシートに早変わり

ファインアール カルネオシリーズの大きな特色でもあるのが、まるごと着脱可能なシートカバー。外すとオールメッシュのシートとなり、通気性はこれ以上ないほどです。昨年は猛暑の影響もあり、座面の温度に高い関心が寄せられ、各メーカーも様々な工夫を行っています。どの機能がもっとも効果的とは一概に言えず、それぞれに良さがあります。カルネオ セキュアの座面高は43cmと高いわけではないのですが、通気性が抜群なことで汗が蒸発しやすく、体温調整しやすい環境となるのがいちばんのメリット。汚れたり汗をたくさんかいても、すぐにざっとシートをふけるという、お手入れの楽さも嬉しいですね。

意外なほど厚地でクッション性の良いシートカバー

意外なほど厚地でクッション性の良いシートカバー

シートカバーはクッションがしっかりと効いた厚地のもの。シートベルトを穴に通したらマジックテープで要所を留めるだけと脱着も簡単ですが、座面の先端を覆う形状なのでズレにくいのが特長です。もちろん丸洗いも可能で、汚れたらサッと洗えます。表面はハニカム様の素材のため、汗っかきな子供が触れてもサラリとした手触り。ベタベタとくっつくことがないので、子供の快適性も高そうです。個人的には、月齢の低いうちや初夏頃まではクッションを使用しても快適そうに思えました。標準のシートカバーも機能的ですが、ハンドメイドや市販の柄物シートカバーなどで変化をつけても楽しめそうです。

バックルをまるごと覆うカバーは、いたずら防止に効果的

バックルをまるごと覆うカバーは、いたずら防止に効果的

また、バックルをまるごと覆うような、大きなカバーが付属したのはファインアール カルネオ セキュアからの新しい機能。カバーはボタン留めとなっていて、子供がベルトをいじって外してしまう事故を防ぐ役割があります。クッション全体で支える効果もあるため、子供が前に乗り出そうとしたときの身体へのあたりも柔らかになるでしょう。


 
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