古代ローマ時代の政治・経済・市民活動の中心地

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カピトリーノの丘、ローマ市役所の裏手から一望

ローマ建国の地カピトリーノの丘の裏手に広がる歴史的遺跡群「フォロ・ロマーノ」。古代ローマ帝国の立役者ジュリアス・シーザー(古代ラテン語読みではユリウス・カエサル、イタリア語読みではジュリオ・チェーザレ)が演説をし、歴代のローマ皇帝が凱旋をした場所です。現在でもかつての姿を想像できる程度に残っている遺跡が多く、またかつてそうであったように、街がそのまま保存されているので、歩いてみれば感慨もひとしお。本や映画などで語られる、まるで夢物語のようなローマ帝国も「本当にあったんだなぁ」と肌で感じることができます。

建設は紀元前6世紀ごろ。ローマ市民が集う公共広場として、始まりました。「フォロ」とは、公共広場の意味。現在使われる「フォーラム」もこの言葉が語源となっています。当時からすでに下水道が完備していたと言われるフォロ・ロマーノは、共和制時代には政治の中心として栄え、続く帝国時代には、皇帝たちによって次々と豪華な凱旋門や神殿が作られました。ローマ帝国の衰退と共に忘れ去られる存在となりましたが、その間、約1000年。常に政治・経済・市民活動の中心であったところなのです。

フォロ・ロマーノ見学のコツと見どころ

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フォーり・インペリアーリ通りから

共和制時代に最高会議が行われていた「元老院(クーリア)」や「ロムルスの神殿」、「カエサルの神殿跡」などが、歴代皇帝が凱旋した「聖なる道」沿いに並んでいます。この大通り跡を中心に、周囲の遺跡を見学しながら歩いても、だいたい約1時間程度で回れる大きさです。ただし、古代ロマンに夢を馳せながら歩けば、3時間はかかるかもしれません……。楽しみ方は人それぞれですが、誰もが注意すべきは靴! 石畳もそのままで、整備されていませんので、歩きやすい靴は必須です。

ローマ市役所のあるカンピドーリオ広場、もしくはパラティーノの丘からはフォロ・ロマーノを一望する絶景が楽しめます。また、ライトアップも美しく、夜の散歩もオススメ。時間外のため中には入れませんが、ベネチア広場からコロッセオへ抜けるフォーリ・インペリアーリ通りから眺めることができます。

<DATA>
■Foro Romano(フォロ・ロマーノ)
住所: Largo della Salara Vecchia 5/6
TEL:06-39967700
料金:12ユーロ(コロッセオ・パラティーノの丘共通/2日間有効)
開館時間:8:30~日没1時間前
定休日:1月1日、12月25日
アクセス:ベネチア広場より徒歩3分
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