インデックスがアクティブより成績で優位なワケ

市場平均と同じ値動きを目指すインデックスファンドと、専門的なノウハウを駆使して運用するアクティブファンド。実際、成績で優位なのはどちらでしょうか。

単純に考えるとアクティブファンドのように思えますが、大半のアクティブファンドが中長期の運用成績でインデックスファンドに負けているのが現実です。インデックスファンドの成績が優位となっている理由は主に2つあります。

インデックス

インデックス運用は、実は洗練された究極のスタイル!?

■その1.コストの差
インデックスファンドの最大の強みはコストの安さです。投資信託で最も注意すべきコストは、保有期間中にずっとかかる信託報酬。たとえば日本株式に投資するタイプで比較すると、アクティブファンドの信託報酬率の平均が年1.44%なのにたいし、インデックスファンドの平均は年0.56%と2分の1以下です(2013年4月末時点。三菱UFJ投信調べ)。

このコストの差は1年では0.88%ですが、10年では8.8%、20年になると17.6%……と長期になればなるほど負担差は大きくなり、運用成績に影響をあたえます。多くのアクティブファンドが運用成績でインデックスファンドを下回ってしまうのはこの「コスト負け」なのです。

(低コストインデックスファンドシリーズのコスト比較はこちらできます)

■その2. 運用の効率性
投資の世界には、「市場は効率的である」という考え方があります。市場の参加者のほとんどはヘッジファンドや機関投資家などの投資のプロ。彼らは日々、あるべき株価水準と現在の株価水準とのギャップを探し出して売買をくりかえしており、そのおかげで株価はつねに適正な水準に収れんされるという理論です。

情報が瞬時にいきわたる今の時代、周囲をだしぬいて割安な銘柄をみつけるのは至難の業。ましてや勝ち続けるのはさらに困難といえます。よってわざわざ勝負しなくても、効率的である市場、つまりインデックスに投資するほうが勝てる確率が高いというわけです。


以上のことから、アクティブファンドにとって、低コストで平均点をキープするインデックスファンドはなかなか勝てない強敵といえます。

ただし、長期にわたって市場平均を上まわる成績を勝ち取っているアクティブファンドが存在するのもまた事実。次のページではそんな凄腕アクティブファンドをご紹介しましょう。