服の素材は購入したらすぐチェック!洗濯やお手入れ、収納の参考に
服の素材は、ふだんの扱いはもちろん、洗濯をするうえでも重要なポイントになります
服を買ったらまず、素材の種類や取扱い方の注意事項を表示したタグ(多くは裏に縫い付けられています)をチェックしましょう。できれば買う前に扱いやすさをチェックしておくとよいですね。
天然繊維素材の特徴
■綿(肌着、タオル、ワイシャツなど)長所:肌ざわりがよい・吸湿&吸水性が大きい・水や熱に強く丈夫・漂白しやすい
短所:のびが小さい・しわになりやすい・縮みやすい
■麻(夏用衣類、ハンカチなど)
長所:冷んやり感がある・吸湿&吸水性が大きい・水や熱に強く丈夫・漂白しやすい
短所:のびが小さい・しわになりやすい・濃い色は白っぽくなる
■毛(セーター、スーツ、制服、毛布)
長所:保温性が大きい・水をはじく・シワになりにくい
短所:水で洗うと縮みやすい・紫外線で色あせや黄ばみ・虫がつきやすい・アルカリ性&塩素系洗剤に弱い
■絹(和服、ネクタイ、スカーフ、ブラウス)
長所:しなやかで光沢がある
短所:紫外線で色あせや黄ばみ・虫やカビに侵されやすい・アルカリ性&塩素系洗剤に弱い
化学繊維素材の特徴
■レーヨン(婦人下着、裏地、ブラウス、カーテンなど)長所:吸湿性がある・肌ざわりがよい・価格が安い・漂白や染色しやすい
短所:濡れると弱くなる・縮みやすい・シワになりやすい
■キュプラ(婦人下着、裏地など)
長所:吸湿性がある・軽くて光沢がある・肌ざわりがよい・漂白や染色しやすい
短所:シワになりやすい・縮みやすい
■アセテート(ブラウス、ドレス、ガウン、和装品など)
長所:絹のような光沢と感触がある・熱で変形を固定できる
短所:アセトン、シンナーに溶ける
■ナイロン(スポーツウエア、ストッキング、靴下、傘など)
長所:ひっぱりや摩擦に強い・シワになりにくい・熱可塑性がある
短所:紫外線で黄変する・こしがない・吸湿性小さい・静電気を帯びやすい・熱に弱い・毛玉ができやすい
■ポリエステル(服全般、インテリア製品、傘など)
長所:こしがある・比較的熱に強い・ひっぱりや摩擦に強い・シワになりにくい・熱可塑性がある
短所:静電気を帯びやすい・熱に弱い・毛玉ができやすい
■アクリル(セーター、カーペット、毛布など)
長所:毛に似た風合い・紫外線に強い・ひっぱりや摩擦に強い・シワになりにくい・熱可塑性がある
短所:静電気を帯びやすい・熱に弱い・毛玉ができやすい
■ポリウレタン(水着、靴下、タイツ、婦人肌着など)
長所:ゴムのように伸縮する・ひっぱりや摩擦に強い・シワになりにくい・熱可塑性がある
短所:塩素系漂白剤に弱い・静電気を帯びやすい・熱に弱い・毛玉ができやすい
■ビニロン(学生服、作業服、テント地など)
長所:丈夫で摩擦に強い
短所:染めにくい
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