今の派遣制度の何が課題なのか?

派遣スタッフは希望しているが、派遣会社はできていないこと。それが今の派遣制度の課題です。その差をまとめてみました。

■現行派遣制度の課題
kadai

クリックすると拡大します

派遣スタッフが強く望んでいた就業継続の支援と経験や能力に応じた処遇の向上は、現状派遣会社ができている割合が低く、大きな課題であることがわかります。

また、派遣スタッフの要望や派遣会社の現状では、上位に出てこなかった能力開発の支援にもギャップがあります。課題ポイントとしては、就業継続や処遇向上ほど高くありませんが、実は就業継続や処遇向上のベースになるのが、この能力開発だとガイドは考えています。

というのも、すでに雇用は流動化していますし、これからは高齢社会化で歳をとっても働き続けることがもっともっと求められます。そうなると、長い職業人生のなかで仕事を変わらざるをえない局面がさらに増える。従業員に甘い安定した会社で終身雇用の正社員であれば、スキルや能力が陳腐化してもぶらさがり社員としてどうにかやっていけたかもしれません。けれども、そういう楽なポジションはどんどん失われていくでしょう。むしろ、仕事を移っても通用するスキル・能力を身につけることが、次の仕事につながり、処遇の向上につながっていきます。

そういう能力開発のチャンスが、派遣スタッフの日々の仕事のなかに埋め込まれれていけばと願っています。


<関連記事>
派遣制度は何が問題なのか?(構造編)
近頃どうなの?派遣の時給トレンド2011
知っておきたい!派遣の「雇用契約」解除


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。