新しい道を走ると地図に道が描き込まれる!
ロードクリエイター機能も、これまでのカーナビにはなかった機能である。これは、新規開通道路など、カーナビの地図には記載されていない道を走行すれば、自動的に道を地図上に生成してくれる機能。一度作成した道路は、次にルートを探索したとき、ルート探索&誘導の対象道路となるので、新しい道を走れば走るほど、地図がどんどん新しくなっていくのだ。これは、今回、被災した地域には、ものすごく役立つのではないかと思う。というのも、今後、被災地は復興によって、道路が新設される箇所も増えるはず。また、本格開通前に、迂回路を設置する箇所もあるだろう。そんな道が、すべて地図上に表示されるのだ。迂回路などは一時的なものなので永遠に残ってもらっても困るが、いったん生成した道を消すことも可能。カロッツェリアでは、スマートループ渋滞情報を活用して、被災地周辺の通行実績のある道路の標示を可能にしているが、それと併せて被災地でも、大いに活躍するに違いない。
データ通信が3年間無料の通信モジュール付き
ところでスマートループといえば、データ通信を使って実際に走行しているクルマの情報をサーバーに吸い上げ、渋滞などの情報をリアルタイムにスマートループ利用車に提供するわけだが、通信費がネックとなって利用を控えている人もいたと思う。今回のサイバーナビは、そのあたりも考慮。カメラ&スカウターユニットを標準装備した上位2機種には、データ通信専用通信モジュールを同梱した上に、購入から3年間はNTTドコモのFOMAサービスを利用して、無料で通信機能が利用できるのだ。通信機能は、スマートループ渋滞情報にとどまらず、検索にも利用可能。フリーワード検索により、サーバーに蓄積した膨大な情報のなかから、最新のスポットを検索したりもできる。たとえば、TVで取り上げられたお店や口コミで評判のお店なども検索できるから、従来のカーナビに比べて、目指す場所が見つかる確率が高い。また、部分的な地図の更新も、通信によって可能だ。