「電子書籍って、どこがいいの?」という方もいるだろう。そこで電子書籍の魅力とは何なのか、メリットやデメリットについて考えてみよう。電子書籍端末を購入する前に、ぜひ一度読んでみて欲しい。


電子書籍のメリットは大容量と自由度にある

電子書籍のメリットをざっと挙げてみよう。
  • 数千冊以上もの書籍や雑誌などをメモリーに内蔵できる
  • 印刷・製本が不要なため、販売価格を抑えられる(より安く購入できる)
  • 読みやすいように文字の大きさ、場合によっては文字組方向も変えられる
  • アニメーションや音などの効果を加えられる
  • 文章内を好きなキーワードで検索できる
  • しおりを設定したり、マーカーを付けることも可能
  • 紙の書類を電子化して持ち運ぶこともできる
電子書籍は数百ページもの書籍を1MB前後(図版やイラストなどの多い書籍や雑誌はこの限りではない)のデータとして保存できるため、数GBのメモリーがあればゆうに1000冊以上の書籍を内蔵できる。文庫数冊分くらいの重さでたくさんの書籍・雑誌を持ち運べるというのはかなりの魅力だ。
シャープが2010年12月に発売した「GALAPAGOS」。コンテンツはmicroSDカードに保存する

シャープが2010年12月に発売した「GALAPAGOS」。コンテンツはmicroSDカードに保存する


紙の書籍と違って印刷や製本、印刷工場から取り次ぎを経て書店やコンビニなどに並ぶという流通過程も不要なため、販売原価を抑えられるというのも魅力だ。

書籍では作者に10%前後の印税が入るというのが慣習になっているが、電子書籍の場合は流通などの“中抜き”を実現しているため3割前後の印税を得られる電子書籍販売サイトなどもある。原価を抑えられるから販売価格が安くなるとは一概には言えないが、電子書籍が普及すればその流れは進んでいくことだろう。


電子書籍だからできる、文字サイズの変更や文字検索

電子書籍端末はスマートフォンタイプの小型モデルからタブレットタイプの大型モデルまで幅広いディスプレイサイズがラインアップされている。そこで読者の好みに合わせて文字サイズを変えられるようになっているコンテンツが多い(雑誌などで画像として収録されている場合はページ全体の拡大縮小のみ)。場合によっては好みによって縦組みと横組みを変更できるものもある。

文章内を好きなキーワードで検索できるのも電子書籍ならではだろう(検索に対応しないコンテンツもある)。文章中の気になる箇所をマーキングすることもできる。

そのほかにメリットとして挙げられるのが、販売されている書籍以外にも仕事で用いる紙の書類やデータ書類(PDF文書など)を一緒に持ち運べる点だろう。取扱説明書やカタログなどを保存しておけば、いつでも参照できる。

次のページでは、電子書籍のデメリットについて考えてみよう。