寺・神社/季節ごとのおすすめ寺・神社

江姫ゆかりの長浜と竹生島(2ページ目)

大河ドラマ「江」のヒロイン、江姫の故郷は、滋賀県の東北部の湖北と呼ばれる地域です。今回は、その江姫ゆかりの地をめぐる旅にご案内。中心となるのは、長浜の町と、そこから船に乗って行く竹生島です。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

江」・浅井三姉妹博覧会

現在、長浜とその一帯では、「江」・浅井三姉妹博覧会という大きなイベントが開催されています。メイン会場は、「浅井・江のドラマ館」、「小谷・江のふるさと館」、「長浜黒壁・歴史ドラマ50作館」の3つです。「浅井・江のドラマ館」は、浅井・朝倉軍と織田・徳川軍が、血みどろの戦いを繰り広げた姉川古戦場の近く、「小谷・江のふるさと館」は、三姉妹が生まれ、幸せな幼少期を過ごした小谷城跡の近くです。

この2
ポスター

長浜の街のあちこちで見られる江のポスター

つは、長浜の市街地からはやや遠いので、12月初旬までの期間中は、500円で1日乗り放題のバスが走ります。また、「小谷・江のふるさと館」からは、小谷城の番所跡まで行くシャトルバスもあり、小谷城ガイド「語り部」が、ロケ地や城跡を案内してくださいます。普段はなかなか行きづらい場所なので、この機会に行ってみるのもいいですね。

「江」・浅井三姉妹博覧会の詳細は、こちらをごらんください。


歩いて巡れる長浜市街

黒壁スクエア

長浜の観光の中心、黒壁スクエアに向かう商店街

博覧会の会場は、かなり広範囲にわたっているため、一日はたっぷりかかります。戦国ファンや歴女さんたちにはおすすめですが、これは「寺・神社めぐり」をテーマとした記事ですから、長浜駅近くにあるおすすめの神社仏閣もご案内したいと思います。おおよそ徒歩でも巡れるので、軽く半日、長浜を観光したいという方におすすめです。

現在の長浜市街地には、「黒壁スクエア」と呼ばれる伝統的な建物が並ぶ町並みを生かした観光スポットがあります。素敵なガラス細工の店や、カフェ、ギャラリーなどが並び、なかなか散歩しがいがあります。商業が発達していた町なので、美味しいものもいろいろあります。おすすめは、焼き鯖をダイナミックに乗せた「鯖そうめん」、とろりとした汁がたまらない「のっぺいうどん」、わたしの大好物として名高い(??)「鮒寿司」など。
参道

大通寺に向かう参道。伝統的な建物が見事に残っています

その黒壁スクエアを歩いていくと、奥に、大通寺という、世にも立派な寺があります。伝統的建物が並ぶ参道を歩いていくと、まずその壮大な山門に驚かされます。長浜はとても栄えていた町なので、その中心となっていた寺も、これだけ立派なんですね。

江戸時代初期に建立された、浄土真宗東本願寺(大谷派)の道場です。本堂は、秀吉が隠居の場所として建てたという伏見城の遺構とされます。円山応挙や狩野山楽・狩野山雪らの障壁画など貴重な文化財を多数保有し、庭園もあります。

大通寺についての詳細は、こちらをごらんください。

秀吉ゆかりの「六瓢箪めぐり」

豊国神社

秀吉を祀る豊国神社

長浜の偉人、秀吉さんは、戦いのときの旗印として千成瓢箪を掲げていました。長浜には、それにちなむ「六瓢箪めぐり」という寺社めぐりのコースがあります。むびょうたん=無病ということで、この六つの寺を巡ってご朱印を集めると、無病息災、開運、子孫繁栄などのご利益があると言われます。六つの寺社は、すべて長浜の駅から徒歩圏内です。

マンホール

長浜では、マンホールも瓢箪がモティーフになっています

豊国神社
豊臣秀吉を神として祀る神社。京都にも大きな豊国神社がありますが、長浜の英雄なので、やはりこちらにも祀られています。

神照寺
長浜最古の寺で、国宝の工芸品などの美術品多し。

長浜八幡宮
千年の歴史を誇る長浜の氏神。

舎那院
8月から9月に咲く芙蓉の花が美しい。

知善院
素晴らしい阿弥陀三尊像などがある。

総持寺
4月に咲くボタンの花で有名。

六瓢箪めぐりについての詳しい情報は、
こちらをごらんください。

次のページは、湖北を訪れたら絶対に外せない竹生島についてです。
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