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遺品整理・形見分けの基本(2ページ目)

残された遺族は、故人の身の回りの品々や家財を整理し、一部を形見分けとして親交のあった人へ贈ります。最近では遺品の整理を引き受ける専門の業者を利用する人も増えてきました。こういった遺品整理業者では分別仕分け、リサイクル品の買取・売買、特殊清掃などのサービスを行っています。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

遺品整理業者を利用する

遺品整理業者を利用する際は、作業内容によって費用が異なりますので、複数社比較検討して選ぶようにします。

遺品整理業者を利用する際は、作業内容によって費用が異なりますので、複数社比較検討して選ぶようにします

「残された遺族が高齢のため自分たちで片付けをするのが困難」「荷物を運んだり整理するのに人手が必要」「仕事などの都合で遺品を整理する時間がない」など、残された遺族にとって遺品の整理が負担となるケースが増えています。そういった場合は専門の遺品整理業者を利用すると良いでしょう。

遺品整理業者の多くは遺品の分別仕分けから清掃、リサイクル品の買取・売買まで行っています。さらに特殊清掃まで請け負っている業者もあります。

遺品整理業者を選ぶ際には、まず電話やメールで詳細を伝え、実際に現場へ足を運び下見をしてもらいます。見積もりは複数社から取り寄せ、じっくり比較検討すること。個人情報保護について意識をもった信頼できる業者であることが大前提ですが、その他に各種許認可を得て営業している業者かどうかも確認しておきます。

遺品はゴミとは違い、他人の財産を運ぶことになるので、一般貨物自動車運送事業の許可が必要。さらに産業廃棄物収集運搬のに関する許認可を受けているかをチェック。遺品をリサイクル&販売する場合には古物商の許可が必要となります。

遺品整理業者を利用する際の費用は、遺品の量と想定される作業時間・内容などから算出されます。エレベーターの有無、駐車スペースなど作業効率も考慮されますが、だいたい2DKから3LDKで作業員が3~5名ついた場合、20万円から50万円ほどが目安となります。

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