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「万が一のとき」に必要なお金はどのくらい?

「万が一に備える」とか「万が一のときに」とよく聞く。そして、多くの人が「万が一」のときに対してビクビクしているような気がするのだ。なぜ、そんなにビクビクするのだろうか。そして、万が一のときに必要なお金はいくら?

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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お金の悩み 

この春、社会人として新たなスタートを切った人にとって、この先考えていくことはたくさんある。たとえば仕事1つをとっても、やりがいとしての「仕事」、経験を積むための「仕事」、お金を稼ぐための「仕事」など、何をベースにするのかによって考え方も変わってくるだろう。もちろんプライベートでは恋愛や結婚など考え事はたくさんあり、そのたびに悩むに違いない。

その悩みの中で、けっこうなボリュームがあるのが「お金」のことだ。生きていく上ではお金が必要。生きている限り、なにかしらにお金は使うことになる。いったいどのくらいあれば足りるのかは個人によって違うけれど、一定の満足がある生活を送るには、ある程度のお金が必要になる。これは事実だ。

だからこそ、私たちは働き、お金を稼ぐ。

「万が一」って何? 

「万が一」のときに備えて、預貯金をする。昔ながらの習慣だ。

「万が一」のときに備えて、預貯金をする。昔ながらの習慣だ。

稼いだ後、そのお金をどうするのかと考えると、けっこう多くの人が「預貯金」と答える。もともと日本にはお金を貯める習慣が根強くあるが、子供の頃から「お年玉は少し使って、あとは貯金」と言われてきたことを考えれば、当然の習慣といえるだろう。そして、その習慣とか考え方はなかなか取れない。しかも、万が一のとき必要になるかもしれないという恐怖心もあって、ますますお金を貯めるようになる。

しかしながら、「万が一の時、いくら必要なのか?」を考えている人はけっこう少ないのではないだろうか。だから、万が一に対して漠然とした恐怖心を持ってしまって、「これではお金が足りないのでは?」と考えてしまう。だから、お金を貯め込むことになる。つまり、「万が一」に対して過剰な恐怖心を抱き、ビクビクしてしまうのは、具体的な数字がわかっていないからなのだ。
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