住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

地震に強い壁と開口部をつくる(3ページ目)

耐震性のある家を考えるならば、なんといっても耐力壁の配置と耐力壁線の考え方が重要です。そしてもう1つ重要になるのが窓やドアなどの開口部です。耐力壁や開口部について学び、地震に強い家づくりを目指しましょう!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

地震に対して縦長窓と横長窓どっちが有利? 

縦長の窓がよいのか、横長の窓がよいのかの決め手は、断面積で決まります。
下記の図のように、窓の大きさは同じでも壁の断面積を比べると縦長窓の方が横長窓よりも確保ができます。したがって同じ面積の開口なら、縦長開口の方が耐震的要素が優れているといえます。

縦長窓と横長窓

縦長窓と横長窓


地震に強い玄関ドア 

地震の際、直接庭などに避難することもありますが、安全を考えたらやはり玄関から靴を履いて出るでしょう。その際に玄関ドアを耐震性のあるものにしておけば安心です。耐震性のない普通の玄関ドアの場合、地震によってドアが変形して開かなくなるということもあるからです。
耐震性のある住まいづくりを計画段階から考えることはもちろん、万一の際の避難経路や物の搬入搬出の経路もしっかりチェックしておくことも忘れないようにしたいものです。
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