ドラマ/春ドラマ情報

2011春ドラマ:こんな時には明るく前向きに(後編)(2ページ目)

春ドラマ、ここまでスタートしたところでは、予想通り『JIN-仁-』が初回で今年の連ドラでは『相棒』の最高と並ぶ視聴率をマークし、はやくも独走状態。ガンダム的にいうと「あっ、圧倒的だ……」という感じです。『JIN-仁-』に一矢報いるドラマはあるのかないのか?残りの春ドラマを紹介します。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

4月24日スタート(続き)

『アスコーマーチ~明日香工業高校物語~』

放映:テレビ朝日系 日曜23:00~
原作:アキヤマ香
脚本:森ハヤシ
演出:田村直己、塚本連平
プロデューサー:横地郁英、浅井千瑞、日比野朗
主題歌:FUNKY MONKEY BABYS「それでも信じてる」
出演:武井咲、松坂桃李、賀来賢人、永山絢斗、南圭介、石田卓也、松山メアリ、古川雄輝、金井勇太、新井裕介、西洋亮、笹野高史、神保悟志、剛力彩芽、白石美帆、菊川怜(特別出演)、勝村政信

吉野直(武井)は第一志望の女子高の受験に失敗、補欠で明日香工業高校に入学するが、新入生148人中、女子は3人だけ。戸惑い反発するが、徐々に仲間をつくり成長していく。

ものづくり

           ものづくり

「シブすぎ技術に男泣き」など町工場が小ブームで、さらに工業高校が舞台ということでイケメンが大量投入できる設定。ただ一方で初主演の武井咲を売り出さなければいけない、という相反する要素がうまくなじむか?
『花ざかりの君たちへ』の堀北真希とか『メイちゃんの執事』の榮倉奈々とかに対して、武井咲ではキレイキレイしすぎていているような。いままでのミステリアスなイメージと違うところを出せるどうか?

4月25日(月)スタート

『鈴木先生』

放映:テレビ東京系 月曜22:00~(初回は~23:09)
原作:武富健治
脚本:古沢良太、岩下悠子
演出:河合勇人、橋本光二郎、滝本憲吾
プロデューサー:山鹿達也、阿部真士、豊島雅郎、竹内文恵、守屋圭一郎
チーフプロデューサー:岡部紳ニ
オープニングテーマ:ROCK'A'TRENCH「光射す方へ」
エンディングテーマ:馬場俊英「僕が僕であるために」
出演:長谷川博己、臼田あさ美、山口智充、田畑智子、富田靖子、でんでん、赤堀雅秋、土屋太鳳、未来穂香、西井幸人

緋桜山中学2年A組の担任・鈴木先生(長谷川)は私生活では合コンで知り合った麻美(臼田)と幸せな日々。しかし学校では生徒が小学生と性交渉、学校内で猫が殺されるなど次々と難題が襲い、鈴木先生は激しく悩み葛藤するが独自の「鈴木式教育メソッド」により生徒たちに全力でぶつかり解決していく姿を描く。

『金八先生』を除くと、意外にヒット作が少ない中学を舞台にした学園ドラマ。小学校だと子役、高校だとアイドル予備軍メインで人気が得やすいのに対して生徒役の年令が中途半端なところが原因でしょうか。原作は「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」受賞で定評あり、またメイン脚本の古沢良太は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』、ドラマでも『ゴンゾウ 伝説の刑事』などの実力派。『セカンドバージン』でブレイクしたとはいえ、やや地味な感じの長谷川博己主演を内容でみせてくれることに期待。

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