2011春ドラマ：こんな時には明るく前向きに（後編）

春ドラマ、ここまでスタートしたところでは、予想通り『JIN-仁-』が初回で今年の連ドラでは『相棒』の最高と並ぶ視聴率をマークし、はやくも独走状態。ガンダム的にいうと「あっ、圧倒的だ……」という感じです。

『JIN-仁-』に一矢報いるドラマはあるのかないのか？残りの春ドラマを紹介します。

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4月24日（日）スタート

『マルモのおきて』

放映：フジ系 日曜21:00～（初回は～22:14）
脚本：櫻井剛、阿相クミコ
演出：河野圭太
プロデュース：橋本芙美
編成企画：瀧山麻土香、水野綾子
主題歌：薫と友樹、たまにムック。「マル・マル・モリ・モリ！」
挿入歌：谷村詩織「きみのとなりで」
出演：阿部サダヲ、芦田愛菜、鈴木福、ムック（ミニチュアシュナウザー）、比嘉愛未、小柳友、千葉雅子、外岡えりか、滝沢沙織、伊武雅刀、世良公則

文具メーカーに勤務する独身アラフォーの高木護（阿部）は親友・笹倉純一郎（葛山信吾）の死により、彼の遺した双子の子供（芦田、鈴木）を引き取ることに。さらに子供たちがひろってきたミニチュアシュナウザー犬・ムックはなぜかしゃべり、双子を見守るとともに護に厳しく説教する……

『パパと呼ばないで』『池中玄太80キロ』など名作が多い独身男が子どもをひきとる定番パターン。「犬がしゃべる」というアクセントもきいていておもしろそうではあるのですが、ただ裏が『JIN-仁-』ではなかなか見てもらえそうにありません。現在子役ナンバーワンの芦田愛菜とミニチュアシュナウザー犬のコンビが頼りでしょうか。阿部サダヲと芦田愛菜のW主演というのも低視聴率でも傷を負う人が少ないようにという配慮のような気がします。中途半端に売れている俳優だと二度と立ち直れなくなりますから。