BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

衝撃の完成度でプレミアムSUVを牽引する新型X3(2ページ目)

約7年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けたBMW X3。X1とX5の中間となるサイズだが、質感や走りの完成度はX5にヒケを取らない。数多くのライバルにとって気になるニューX3は、プレミアムSUVをリードするモデルに仕上がっている。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

期待を裏切らないBMWらしさ

インパネ

ひと目でBMWと分かるインパネ。HDDナビは標準装備で、インターフェイスはお馴染みのiDrive。トップビューカメラ付リヤビューカメラやパークディスタンスコントロールなども用意される


インパネに座ると、ワイドに展開されるダッシュボードと、短めのセンターパネルまわりから構成されるお馴染みのインパネが広がる。弟分のX1で気になったプラスチッキーな見た目と触感は、新型X3では感じられない。iDriveを中心にしたインターフェイスやガングリップ型のシフトレバーもX5と通じる。先代X3からの乗り替えならクオリティアップを実感できるはずだ。

リヤシートを拡大

シート

フロントもとくに横方向がワイドで、高めのアイポイントでゆったりとした気分でもステアリングを握れる。リヤシートは足元の拡大がニュースだが、ワイド方向にも広いのが特徴。ヒップポジションが低めなのと、大きな背もたれが少し直立気味に感じる。もう少し着座位置が高くて背もたれが寝ていると快適度は増すのだが


居住性も改善されている。とくにリヤシートの足もと空間を20mm拡大したというが、実感できるのは横方向のワイド感で、短時間なら3人掛けも許容するだろう。身長171cmのドライバーがドラポジを決めると、膝前にはコブシで2つ、頭上にも2つ程度のクリアランスが残る。フロントシートよりも少し低めのヒップポイントなので、開放感という意味ではもう少しだが、大きなドアアームレストも用意されていて、大人2人ならゆったりくつろげるスペースが用意される。

ラゲッジも広い。後席を倒さなくても先代よりも70L拡大し、550Lの容量を確保している。後席の背もたれを前に倒せば容易に拡大できる。中央部のみを倒してスキー板を積むなどのアレンジも可能で、SUVに期待する積載能力は十分に満たしている。

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