手紙の書き方・文例/手紙の書き方・文例関連情報

一筆箋やはがきのアレンジ術・書き方とは

市販の品もいいものですが、ときには少しアレンジして自分なりのオリジナルの一筆箋を楽しんでみてはいかがでしょうか。品物を贈る際に、物だけを贈るというのも味気ないこともあるものです。そんな時に活躍してくれるのが、はがきやカードや一筆箋です。

井上 明美

井上 明美

手紙の書き方 ガイド

ビジネスマナー・敬語講師。国語学者・故金田一春彦(事務所)元秘書。言葉に関するセミナー講師として、教育研修指導の場で活躍。ビジネスでも日常生活でも言葉遣い・敬語はコミュニケーションの基本とも言える大切なもの。手紙や会話での心くばりのある言葉の使い方や注意点について各場面ごとに詳しく解説いたします。 

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一筆箋やカードにもほんのひと工夫のアレンジ術

一筆箋やはがきのアレンジ術・書き方

無地のカードを使い、身近な材料で季節の花やいただいた果物などの絵を添えるのも楽しいものです

お祝いやお土産、または旅行の際の写真など、人に何かを贈る(送る)機会というのは結構多いものです。何を贈るかももちろん大切ですが、品物だけをそのまま贈るのは何だか味気ない感じがあります。自分で包装して送る場合はもちろんですが、デパートから配送してもらう場合でも手紙を同封してもらうこともできますし、送り状のはがきとして出すのもいいでしょう。食べ物の場合は特にそうですが、いつごろ届くかが分かれば相手の外出の妨げにもなりませんから、その点も便利なものです。

文具屋さんに行くと、さまざまな一筆箋やはがきが並んでいて見ているだけでも楽しくなります。市販品をそのまま使うのもいいですが、少しアレンジして、自分だけのオリジナル一筆箋、はがきというのもいいものです。たとえば、白以外でも、淡いクリーム色や、ピンク、ブルー、グリーンなど無地のはがき大のカードに、季節の花の絵を添えるだけで季節感が増します。いただいた果物や野菜をモチーフに描くのもいいものです。

まずは、筆ペンやサインペンなどでおおまかに描いてみます。筆ペンならばかすれ具合も味わいがある仕上がりに。色は絵の具でなくとも、パステルなどパウダー状のものをふわっとのせるだけでも華やかになりますし、滲んだりという失敗もなく気軽に描けます。身近な材料でも、案外手軽にオリジナルの一筆箋、はがきを作ることができますから、時にはそんなひと工夫も楽しんでみてはいかがでしょう。

 

贈り物を贈る機会として多いのが、結婚、出産、入園、入学、新築などのお祝い。ここでは春の季節に多いと思われる、新築・引っ越し祝いと入学祝いの文例を挙げてみましょう。
 

文例1:親類へ 新築・引っ越し祝いを贈る

このたびは、おめでとうございます。
公園の近くの新築マンションなんてすばらしいですね!
センスの良いお二人のこと、きっと素敵なお部屋でしょうね。
来週伺うのを楽しみにしております。デパートより
お祝いのお品をお送りいたしました。気持ちばかりですが、
お使いいただけたらうれしいです。
 

文例2:友人の子どもへ 入学祝いを贈る

このたびは、美月ちゃんのご入学おめでとうございます。
幼稚園の帰りに、いつも手を振って元気よくあいさつしてくれて、
こんどはランドセル姿のお姉さんですね。
お祝いは何にしようかと迷いましたが、お好きなものを見つけて
いただくのが一番ですので、気持ちばかりですが、お祝いをお送り
いたします。ではまたお会いできますのを楽しみにしております。

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