地形図と電子コンパスで山登りに使える!
そしてアウトドアユース。U35では街歩き中心で、公園内や地下道、歩道橋など、徒歩専用のルートを案内するのが特徴で、もちろんU37にも継続して採用しているのだが、それに加えてアウトドア地図を収録したのだ。これは国土地理院が発行する等高線入りの2万5千分の1地形図。都心近郊では高尾山、御岳山、丹沢など、人気エリアを全国22エリア、プリインストールしているほか、ソニーのWebサイトからも、必要な地域の地図データを無償でダウンロードし、メモリースティックデュオでU37に転送できる。アウトドア地図を表示中はルートガイドは行わないが、地形図上で現在地と向いている方向が判り、目的地を設定すれば目的地の方向と、目的地までの直線距離も判る。また現在地の標高と、移動のスピードや時刻も表示。等高線入りの地形図の読み方がわかる人なら、地形や傾斜の緩急が判るなど、楽しく使える。まあ、整備された登山道を歩くぶんには、それほど危険はないとは思うが、地形図と、方位がわかるコンパスは、登山にはいわば必携品。これに、現在地がわかるGPSが加わると、登山の安心感は大きく高まる。そのすべてがU37に入っているのだ。
USB充電、ルートインポートなど便利機能が追加
USBからの充電ができるようになったこともニュース。またルートログ機能により、移動した軌跡をメモリースティック経由でPetaMapなどの地図上に表示できるし、KMLやGPX形式のデータで作成した自作のルートをメモリースティック経由でナビにインポートすることもできる。自宅で考えた山登りのルートを、ナブユーのアウトドア地図上で確認することも可能なのだ。最近は山ガールが増えているといわれているように、若い世代から高齢者まで、登山人気は高まっているようだが、山中で道に迷った時など、いざというときに役立つし、通常のナビの地図上では表示されない場所での待ち合わせや、釣りのポイントを探す、キノコ取りのポイントをマークしておくなど、アウトドア地図が収録されたことによって、U37のアウトドアでの活用範囲は大きく広がった。