投資信託を銀行窓口で購入するデメリットとは?
希望する商品よりも今売れ筋の商品を熱心に説明されることも・・・
- 商品ラインナップが少ない
- コストが高い
- 担当者によって投資、商品知識に差がある
- 自分のニーズに合わない商品をすすめられる可能性がある
銀行窓口の投資信託の取り扱い本数は、多いところで80本前後、少ないところでは20本程度です(2011年3月現在)。また、自社グループの運用会社の商品が多い、保有コストである信託報酬の高いアクティブ・ファンドが多くシンプルなインデックス・ファンドが少ない、人気の毎月分配型ファンドが多い、など銀行の商品ラインナップには偏りが見受けられるのも実情です。
やはり「もちは餅屋」で、品揃えは証券会社のほうがずっと豊富。大手ネット証券では1,000本以上を取り扱っているところもあります。
そして、銀行窓口で投資信託を購入すると通常2~3%程度の販売手数料がかかります。これは販売の際の商品説明や宣伝などにかかる費用として徴収されるもの。窓口でのアドバイス料と考えれば納得できる金額といえますが、ネット証券を利用すれば同じ商品でも購入コストは安い場合が多く、コストなしで買える場合もあります。
注意したいのは担当者によって投資知識や経験に差があり、必ずしもアドバイスが適切ではない可能性があること。どんどん質問をぶつけてみて返答に不安を感じた場合は、より詳しい人に担当を代わってもらうことも必要です。
また、銀行にも販売ノルマがあるため、担当者が今売りたい商品を積極的に勧めてくるケースもあります。「自分の欲しかったものとは違う商品を買ってしまった」と後から後悔しないよう、自分のニーズと商品の特徴をしっかり照らし合わせましょう。相談料を払ってFPをセカンドオピニオンとして利用するのも一法ですよ。
○関連記事:窓口で投資信託を購入する前に読む3つのポイント
お目当ての投資信託を取り扱っている銀行窓口で、対応にも信頼感が持てるようであれば、いよいよ購入手続きに入ります。銀行での投資信託の購入方法は次のページで。