伊香保温泉とは
伊香保温泉は、群馬県渋川市から榛名山に行く途中にある温泉地です。東京から近い温泉地といえば、伊豆箱根を思い出しますが、実は伊香保温泉も距離的には殆ど変わりません。東京から最も近い大規模な温泉地の一つといえます。北関東道が開通し、東北道沿線からも非常に近くなりました。伊香保温泉の中心部には、有名な石段街があります。温泉街の中央に階段があるのは珍しいですが、戦国時代から400年以上続くもの。老舗宿の歴史はさらに古く、500年以上前に創業した宿が数多い。由緒正しい、歴史的な名湯です。
伊香保温泉の源泉、泉質
伊香保温泉の湯は、大きく分けて2種類あります。古くから知られる赤茶けた色の湯が、黄金の湯(こがねのゆ)。温泉街最上部奥の伊香保露天風呂周辺の源泉群の混合泉で、石段街に設置された窓から、湯が引かれている様子を観察できます。泉質は石膏泉(硫酸塩泉)で、血行を促進するので、よく温まります。他に、近年開発された無色透明の白金の湯(しろがねのゆ)もあり、こちらは規定泉(メタケイ酸泉)です。
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