テーラーメイドのGT-R
エゴイスト専用色の、特別塗装色「アルティメイトオパールホワイト」
そして、今回撮影した、新たに追加されたエゴイストについて。このクルマは、名前からしてとてもインパクトがありますが、内容的にもかなり印象的で、いわばテーラーメイドのGT-Rです。ボディカラーも、こちらはエゴイスト専用色。写真だと、この独特の質感が上手く伝わらず残念なところですが、街を走っていて周囲からかなり見られたのは、このボディカラーのせいが大きいのではと思います。さらに、ドライカーボン製リアスポイラーや、レイズ製の軽量高剛性アルミ鍛造ホイール、チタンエキゾーストシステムなど、高性能版のスペックVと同じものが与えられています。
スペックVと共通のドライカーボン製リアスポイラー。300km/h超の速度でも変形がない
そしてインテリアも、20種類もの中から自由に選択できるようになっています。最高品質のレザーを用いたキルティングデザインのシート、輪島蒔絵のエンブレムを配したステアリング、購入者のためにBOSE社が専用にセッティングを施してくれるというオーディオを用意するなど、なにかとベースモデルと差別化されています。
アッパー4色、ロア10色、合計20パターンの組み合わせからセレクトするインテリア。写真の内装色は「ミュルハイムブラウン」
価格について、2年前にも驚かされたスペックVと大差ないほど高価であることにも驚かされたわけですが、GT-Rを象徴する存在として、こうしたモデルがあっても、夢があっていいのではと思います。GT-Rというクルマが持っているのは、圧倒的な高性能であり、あるいは強烈な存在感だと思います。日本にもこんなクルマがあることを、とてもうれしく、そして頼もしく思う次第です。
ダブルとシングルのステッチを格子状に組み合わせたキルティングデザイン。糸のピッチや張力にもこだわり、滑らかな触感と、包み込まれるようなフィット感を持ちながら、サーキット走行にも対応するグリップ力を持つ