約50psも出力向上したVR38DETTエンジン

フロントビュー

2011年モデルで新たに追加されたEGOIST(エゴイスト)は、通常のGT-R(869万4000円~)よりもはるかに高価な、1500万300円という車両価格

2007年12月の衝撃のデビューからはや3年が経過したGT-Rのマイナーチェンジが行なわれました。2011年モデルは、エクステリア、インテリア、エンジン、トランスミッション、シャシーのすべてにわたって比較的大がかりな変更が加えられています。また、グレード体系についても、「Club Track edition」と「EGOIST(エゴイスト)」が新たにラインアップに追加されたのがニュースです。

エクステリアの変更点もけっこう数多く、あまり関心のない人が見れば同じに見えるかもしれませんが、我々からすると一目瞭然といえるほど従来モデルとは違っています。それ以上に一目瞭然?に違うのがドライブフィール。2011年モデルは、ひとことでいうと、より速くなり、より洗練されたという感じです。

エンジン

VR38DETTは、ブースト圧UP、バルブタイミング、空燃比の変更とともに、インレットパイプ径の拡大などによる吸気抵抗の低減と、エキゾーストパイプ断面の拡大などによる排気抵抗の低減を実施。最高出力390Nm[530ps]/6400rpm、最大トルク612Nm[62.5kgm]/3200-6000rpmのスペック

もともと速かったエンジンもさらに性能が図られ、約50psも出力が向上しています。実際、全域にわたってレスポンスが向上し、さらには高回転域での伸びが一段と鋭くなっていることが体感されます。市販状態でこれほど速いクルマというのは、ちょっと思い当たらないほどの高性能ぶり。逆に、実用燃費の向上と足首の疲労軽減のために、駆動トルクを最適化し、シフトスケジュールを変更したという「SAVEモード」が新設されたのも2011年モデルの特徴。GT-Rといえども、こうしたモードが設定されるあたりには、時代を感じさせられるところです。

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