大幅に洗練されたフットワーク
エゴイストには、スペックVと共通のチタンエキゾーストシステムが与えられる。軽快なアクセルレスポンスと澄んだエキゾーストサウンドが心地よい
トランスミッションも進化。これまでも年々、制御が改良されていましたが、2011年モデルでは、クラッチのつながりがよりスムーズになり、乗りやすくなっていて好印象。さらに、マウントが引き締まったようで、従来見受けられた暴れる印象もなく、全体的に振動が抑えられています。
乗り心地がとてもよくなったことにも感心させられました。こう書くとソフトになったように感じるところですが、そうではありません。を起こしたときの姿勢変化もとても小さく抑えられているのですが、あくまでその中で、よく動いて衝撃を吸収してくれるようになったという印象。フリクションが小さくなり、タイヤの路面への追従性が向上し、結果的に乗り心地もよくなった、という感じです。
表面に5コートの微妙な色を重ね合わせた、新色ハイパーブルーブラッククロームの青味を帯びた輝きを見せるレイズ製ホイール。フロントブレーキローター径は、従来の380mmから390mmにサイズアップ。新開発の専用タイヤ「DUNLOP SP SPORT MAXX GT 600 DSST CTT」は、300km/h走行時にバーストした際の安全な走行にも考慮したという
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