四天王寺中学の科目別入試傾向
■算数全体的に難しい問題は少ないが、応用力を問う問題が多い。出題傾向としては、文章題のウェイトが高く、難関校にしては図形分野が少ない。文章題では、「旅人算」「過不足算」「場合の数」の出題率が高くなっている。計算問題は独立して出題されるので、計算法則を利用する練習を普段か意識しておく必要がある。
■国語
ここ数年は大問3題の出題形式となっている。問題量が多く、記述式問題も多いので、読解のスピードや内容の把握力が要求される。漢字の書き取り・読み取りは例年出題されており、難しい漢字も出題される。
■理科
物理分野、化学分野、生物分野、地学分野から均等に出題されている。難解な問題は少ないが問題量が多いため、普段から多くの問題を解いておく必要がある。
■社会
他教科同様に問題数が多くなっており、難問も含まれている。年度によって違いはあるものの、各分野からバランスよく出題されている。政治分野では、時事問題も出題されているため、主要なニュースは把握しておく必要がある。
四天王寺中学、受験合否をわけるもの
最難関私立中学にしては難解な問題は少ないものの、全教科共通して問題数が多く、効率的に問題を把握し正確に解く力が求められます。といっても、大阪を代表する進学校。入試問題のレベルは全体として高く、合格には進学塾への通塾が不可欠です。進学塾を選ぶ際の基準は、通塾時間や授業料なども選択基準としてあげられますが、四天王寺中学などの最難関中学を志望する場合には、最難関中学合格実績を重視することをオススメします。