旭化成ホームズの新・二世帯住宅「i_co_i」
1970年代から二世帯同居の研究を続けている二世帯住宅のパイオニア「旭化成ホームズ」から、現代家族のライフスタイルに呼応した新・二世帯住宅が登場。少子高齢化や子育て支援、共働き増加を背景に、団塊世代とそのジュニアファミリー世帯をターゲット。孫を親世帯・子世帯双方で育てる「孫共育」をキーワードにした積極的な二世帯同居の提案です。リアル家族の調査をもとにした二世帯連携プレー
パパ・ママが仕事でいない学校帰りは「孫育ロッカー」に。
例えば、パパ・ママ(子世帯)が不在の時は、おじいちゃん・おばあちゃん(親世帯)が孫と生活できるよう、親世帯と子世帯の中間に「孫共育ゾーン」をつくったり。また、子世帯がフルタイム共働きの場合、7割が親世帯のLDで過ごしているという調査を受けてできたのが、パパ・ママ不在時に孫が親世帯スペースでも勉強ができるようにした「2×NEST」(ダブルネスト)です。
さらにパパ・ママがフルタイム共働きの場合、孫の8割以上が親世帯に帰宅しているという調査結果をもとに、パパ・ママ不在時に孫がランドセルや遊び道具を自主的に収納しやすくした「孫ロッカー」など、リアルな現代家族の調査結果をもとにした提案がユニークです。
時代はシェアリング。空間も負担も喜びも分かち合えたら…
パパ・ママが仕事でいない昼間は、おじいちゃん・おばあちゃんの家で宿題も
当然のことですが、いくらお金や時間があっても、児童虐待やうつなど精神的ストレスが過剰になると「家族のシアワセ図」は一気に崩壊してしまいます。言い換えれば、この心の余裕をパパもママも子供たちも持てることが、「家族のシアワセ図」を描いていくベースになる重要な余裕ポイントともいえます。
若年層を中心にした家や車のシェアリングブームが話題ですが、二世帯同居も居住空間や住宅ローンを「分かち合う」シェアリングハウスの一種。それが、現代の平成家族にとっては「時間」も「お金」も「心」も余裕を生む一つの解決策かもしれません。