共働き継続の場合の将来の家計は?
最近は、会社の育児休職制度や地域の子育て支援制度が充実してきて、共働きを続ける環境が整いつつあります。環境が許せば、共働きを続けたいと考える人も増えてきています。そこで、斉藤さんご夫婦が共働きを続けた場合について、シミュレーションしてみました。藍さんの収入は、賃金上昇を加味しないで一定としてシミュレーションしています。出産後、乳児保育の支出があるので、家計収支は赤字になっていますが、その後は、住宅のリフォームや子供の教育費負担の重くなる時期を除いて黒字が続きます。年金空白期間は赤字が続きますが、年金がもらえるようになってからは概ね黒字が続きます。
こちらも、金融資産(貯蓄)残高の推移をグラフに表してみました。出産後共働きを続けても、最初の内はなかなか貯蓄が増えて行きませんが、保育料の負担がなくなってからは家計収支は黒字になって、貯蓄額が順調に増えていきます。年金空白期間、貯蓄の取り崩しが必要になりますが、それまでに十分な貯蓄ができているので、就労期間を延長する必要もありません。
>>共働きのメリットとデメリットは?