カフェ/三軒茶屋・駒沢・下北沢・荻窪のカフェ

NOZY COFFEE(ノージーコーヒー) 三軒茶屋(3ページ目)

20代の若い4人がつくりあげる新スタイルの実力派コーヒー専門店。こだわりは、ブレンドしない「シングルオリジン」。すでに日本各地はもとより海外からもコーヒー好きのお客さまが訪れて、高品質のコーヒー豆の個性を楽しんでいます。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

メニューはコーヒーのみ、スイーツ・パンの持ち込みOK! 

店名は能城(のうじょう)さんのお名前から。ワインレッドが美しいランプはフランス製。

店名は能城(のうじょう)さんのお名前から。ワインレッドが美しいランプはフランス製。

「コーヒー豆は2、3日おきに買うものではありませんよね。もしお客さまが2週間に1度とか、1か月に1度買いに来てくれるなら、駅からここまでの距離は楽しんでいただけるだろうと考えました」と能城さん。

このエリアが街としておもしろいのも理由のひとつ。界隈には新しい試みに挑戦している飲食店が幾つもあります。NOZY COFFEEの試みも街の人々が歓迎してくれそうですね。

「まわりにおいしいパンやスイーツのお店も多い。NOZY COFFEEはドリンクのみの提供なので、パンやスイーツの持ち込みは自由ということにしています」

豆の個性にどんな食べものを合わせるか。それはコーヒーの世界をより楽しむための大きな要素でもあります。
「たとえば、チーズケーキに合うコーヒーは?」と訊ねてみましたが、チーズケーキの酸味や量感がどんなタイプであるかによって、相性の良い銘柄はまるで異なるのですって。
NOZY COFFEEではフードペアリングのセミナーも実施。とても真剣で楽しそうです。興味を抱いたかたはぜひ気軽にご参加くださいね。
カップやコーヒープレスはボダム社製。プレスの購入も可能です。

カップやフレンチプレスはボダム社製。プレスの購入も可能です。

バリスタの仕事 

チーフバリスタの佐藤公倫さんは2011年のジャパン ラテアートチャンピオンシップ9位入賞の実力の持ち主。佐藤さんに理想のコーヒーの味を訊ねると、
「バリスタはコーヒーをつくることはできないんですよね。コーヒーを開かせることはできるけれど。だから、豆本来の個性がよく表れているコーヒーが理想なんだと思います」

なるほど! シネッソの銀色に輝く高性能2連式マシンから抽出されたエスプレッソ(もちろんシングルオリジン)に極上マイクロフォームのミルクをのせたラテには、コーヒーの魅力が端正に花開いていました。
焙煎は菊池さんが担当。「毎日条件が違うので、データのみに頼らず、感覚を大事にしています」

焙煎は菊池さんが担当。「毎日条件が違うので、データのみに頼らず、感覚を大事にしています」

この日私は4種類の豆を100gずつ、合計400g購入して、自宅で1杯ずつドリップして飲み比べを楽しみました。
女性スタッフを含めて合計4人のメンバーがそれぞれの技術とキャラクターを活かしてつくるNOZY COFFEE。その新鮮で意欲的な提案。冴えた味わい。こんな魅力溢れるコーヒー店を、私たちは心待ちにしていたのかもしれませんね。

NOZY COFFEEのメニューとショップデータはこちら
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます