新たなコーヒー文化をめざして 

三宿交差点から徒歩4分、これまでにないコーヒー店のかたち。

三宿交差点から徒歩4分、これまでにないコーヒー店のかたち。

2010年8月、世田谷公園のすぐそば、パン好きなら知らぬ人のない名店シニフィアン・シニフィエの向かいにオープンしたNOZY COFFEE(ノージーコーヒー)は、20代の若い4人がつくりあげる新スタイルの実力派コーヒー専門店。

従来の豆売り専門のロースターとも、喫茶が主役の自家焙煎珈琲店とも、もちろん居心地重視のカフェとも違うそのスタイルへの注目度は高く、日本各地はもとより海外からもコーヒー好きのお客さまが訪れて、コーヒー豆それぞれの持ち味と、ここで活躍するスタッフの持ち味がつくりあげる魅力を楽しんでいます。

中央:オーナー能城さん 右:ロースター菊池さん

中央:オーナー能城さん 右:ロースター菊池さん 左:チーフバリスタ佐藤さん(2011年ジャパン ラテアートチャンピオンシップ9位入賞)

コーヒー豆はシングルオリジンで。ブレンドはしない。 

シングルオリジン=ブレンドしない、単一の農園で生産された豆。北米が牽引する高品質なコーヒーの最新キーワードのひとつですね。
NOZY COFFEEが定義するシングルオリジンは「コーヒーの豆の生産国、生産地域、生産処理方法が明確で、それらが一切ブレンドされていないコーヒー豆のこと」。

産地や品種ごと、収穫年ごとに多彩な個性を輝かせるコーヒー豆。ひとつひとつの個性をそのままダイレクトに味わい、違いを明確に楽しむためのシングルオリジンなのです。
吹き抜けの明るい地階フロアに、ガラス張りの焙煎室と販売カウンター。

吹き抜けの明るい地階フロアに、ガラス張りの焙煎室と販売カウンター。

豆を購入したお客さまは通常350円のラテ(テイクアウト可)が100円というサービスもあり、さっそくカウンターに並ぶコーヒー豆を物色しながら、自慢のラテをつくっていただきました。

客席として用意された椅子は1階フロアの4席のみですが、お店の入口横には犬のリードをつなぐドッグポールとベンチがあり、愛犬と世田谷公園を散歩がてら立ち寄り、このベンチでコーヒーを楽しんでいく人も。
また、地階でスタッフのお仕事ぶりを眺めながら立ち飲みする人々も少なくないそう。

弱冠23歳のオーナー、能城政隆さんは大学在学中に湘南台で半年間「のーじー珈琲」を開店。私がはじめて能城さんのお名前を聞いたのはこの時期でした。熱意ある優秀な学生が小さなコーヒー専門店を開いた、と。

次ページで能城さんにうかがったお話をお届けします。