都心居住から自然のある湘南に引っ越す
「逗子は通勤もできるし、海もあり山もある。バランスがいいところ」とシネマ・アミーゴの館長。ミュージシャンやデザイナー、カメラマンなどが多く住んでいるといいます。かつて情報や流行の発信は東京都心からといわれ、トレンドを生み出すクリエーティブな人たちは都心に住むケースが多かったのですが、昨今は、ネットが当たり前。そのスタイルも変わってきたようです。若い頃は都心で仕事をしていたものの、結婚し子どもが生まれたことで、環境の良さを求めるクリエーターも増えているのです。毎日通勤しなくてもよいフリーランスの人にとって、都心に1時間くらいで出られる逗子は絶好の場所といえます。クリエーターが身近に何人も住み始めると、東京じゃなく逗子でも面白いことができるんじゃないか、そういうムーヴメントも起こります。東京集中から湘南へ、先駆け的なエリアの一面も持ちはじめているのです。
実際、逗子・葉山エリアには今年で19回を迎える葉山芸術祭という街をあげてのイベントがあります。また今年のゴールデンウィークにはシネマ・アミーゴで逗子海岸映画祭りの第1回が開催される予定とか。
逗子の住宅価格には割安感はないものの、葉山のようにバス便になると求めやすい物件も出やすくなります。アップダウンが多い地形だけに、眺望を生かした個性派住宅は若い人にこそお勧め。オン、オフの切り替えが明確にできるリゾート的な街は、若いクリエーターたちの好奇心を刺激し、才能をさらに高めてくれるにちがいありません。若いファミリーとともに将来、この街がどう変わるのか楽しみでもあります。