宙に浮く寝室
1. 書斎から寝室へ階段が伸びる。 2. 地上5mの空中階段が書斎と寝室をつなぐ。 3. リビングから寝室を見上げる。 4. 壁柱の間は化粧台と飾り棚に。 収納は構造用合板製。 5. 吹抜けに2つの窓が空いた構造用合板製の棚。 6. 北側のコーナーにも窓が設けられている。 |
この家の最も高い場所は「寝るところ」。床と天井と壁のほとんどが構造用合板という、落ち着いた雰囲気の部屋です。鉄骨の梁が現しになった天井の端には四角いハッチがあって、そこから屋上の「花火をみるところ」に上がることもできるのです。
「ほぼソト」リビングの空気は、天井と東西のガラスから降り注ぐ光で暖められて上昇し、3階の窓から自然排気されます。この「煙突効果」のお陰で、風のない日でも気流が生まれ、室内の環境は常に快適に保たれています。基さんと西牟田さんコンビの、省エネを見据えた環境への思いやりこそが「ジョウショウハウス」のコンセプトなのでした。
◆建築家プロフィールと建築データ