この家の建て主の基真由美さんは、以前働いていた手塚建築研究所の同僚だった西牟田奈々さんと共同でこの家を設計しました。土地探しに約3年かけて、ついに最寄り駅から徒歩5分という絶好の立地に、間口5m、奥行き13mのこの土地を見つけたのだとか。当初は狭い敷地だと思っていたそうですが、いざ建ち上がってみると、とても狭小住宅とはいえないヴォリュームの家が完成しました。

4本の足で立つ


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外観
1. 正面のスチールサッシのガラス戸を開けると高さ3.4mの壁柱が現れる。
2. 壁の半分近くがペアガラスになっている。


この家は、前の2本が幅91cm、奥の2本が幅1m82cm、高さは共に9m25cmの、鉄骨の壁柱だけで全体が支えられています。そしてこの壁柱に持ち上げられるように大きなボックスが1つずつ取り付いているという、とてもシンプルな構成で出来ています。ボックス同士の間はガラス張りなので、まるで温室のような外観です。正面は「ソトとつながるところ」という名のテラス。背後には高さ3.4mもある特注のガラス引き違い戸が控えています。

◆建築家プロフィールと建築データ