トプカプの見どころ
きらびやかというより、厳かな美しさがあるハレム、スルタンの間
トプカプ宮殿の見どころは、なんといっても宝物館にある、ため息もつかんばかりの財宝たち。86カラットの巨大ダイヤが輝かしい「スプーン職人のダイヤモンド」、柄の部分に巨大なエメラルドが3つあしらわれた「トプカプの短刀」、数千個のダイヤがちりばめられた「黄金の燭台」などなど、挙げて行くとキリがないけれど、とにかくかのオスマントルコ帝国がその栄華を極めた象徴ともいうべき宝物がザクザクあります。
タイルの美しさに惹かれて、迷子にならないように
一方、別料金を払ってでもやっぱり見ておきたいのがハレム。迷路のように小さな部屋が300近くあるハレムでは、そのうち20部屋のみが開放されているとはいえ、とても入り組んだつくりで迷子になりそう。壁という壁にはブルーを基調とした見事なタイルが張り巡らされており、そこに小さな窓から差すわずかな光の入り具合がまたエキゾチックです。
聖遺品室には、預言者ムハンマドの外套、足跡、剣、ひげなどといった宗教的に重要な品々が展示されています。ですが、ここでの本当の見どころは24時間絶え間なくコーランを詠み続けているイスラム僧だとか、壁を覆い尽くしている美しいタイルの方かも。
バーダッド・キョシュキュは建物も景色も見どころ
バーダッドキョシュキュはトプカプ宮殿の一番奥にある離れで、金角湾の美しい景色を望むのに絶好の場所。キョシュキュ内部の天井や窓、壁、扉の文様の細かさも美しく、当時のスルタンがこの美しい装飾の中で金角湾の絶景を堪能していたのだな~と、思わず想像を巡らせてしまいます。
2010年4月には、小さいながらも本格的なミュージアムショップが3つもオープン。宮殿入口にある店舗にはミニ・カフェも併設されているので、見学の後などに是非寄ってみて。宮殿博物館に展示されていたたプチかわいいグッズのレプリカなどお土産にぴったりです。