ローマ観光の拠点スペイン広場
ローマ観光の拠点となる有名な広場のひとつで、周囲にはブランドショップが立ち並び、ローマ市内でも最も繁華なエリアにあります。広場の中心にある「スペイン階段」は、「映画「ローマの休日」でも使われ、オードリー・ヘップバーン扮するアン王女がジェラートを食べるシーンはあまりにも有名です(但し、現在は階段上での飲食は法律で禁止されていますのでご注意を!)。「スペイン広場」の名前の由来は、広場内にスペイン大使館があることから。後期バロック様式のスペイン階段
広場中央に位置する「スペイン階段」は、1723年にフランチェスコ・デ・サンクティスによって設計された、後期バロック様式の美しい階段で、ローマを代表するモニュメントのひとつに数えられています。春には、たくさんのツツジで彩られ、また、クリスマスの時期には巨大なクリスマスツリーが立てられ、美しい景観にさらに色が添えられます。階段上からはスペイン広場を一望
階段の上には、16世紀に建造された「トリニタ・ディ・モンティ教会」と18世紀に建てられたオベリスク。青空をバックに、階段下からこれらのモニュメントを見上げる光景は、ローマのベストショットひとつです。また、階段上に登ればテラスがあり、このテラスからは、スペイン広場を一望。ブランドショップが立ち並ぶコンドッティ通りから、最奥のフェンディ本店までを見渡すことができます。教会の並びには、高級ホテルの「ホテル・ハスラー」があり、教会背後には、ボルゲーゼ公園が広がっています。「バルカッチャの泉」は憩いの場
階段下には、ローマ・バロックの立役者ベルニーニのお父さんが設計した「バルカッチャの泉」があり、清々しい水をたたえた噴水は、その水音と共に広場を華やかに彩る仕掛けのひとつ。周囲は観光客で常に賑わい、夏場は靴を脱いで足を浸し涼を取る人や噴水から流れる水を浴びる人なども!スペイン広場は、スペイン階段周辺を中心に横長に広がる広場で、地下鉄A線のスパーニャ駅を降りると、ほぼ中央に出ます。地下鉄駅から細い路地を抜ければ、客待ちをする馬車や花屋の屋台。左に折れればスペイン階段があります。この広場からポポロ広場やパンテオンなどへも歩いてアクセスができるので、旧市街散策の拠点にするもよし。もちろん、ショッピングの拠点にするもよし。ローマの街歩きの拠点となる広場です。
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■Piazza di Spagna(スペイン広場)
住所:Piazza di Spagna
アクセス:地下鉄A線スパーニャ「Spagna」駅下車徒歩3分
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