農薬は大丈夫? 旬の国産レモン活用のススメ
日本の市場にはアメリカなどからの輸入品が多く出回っています。輸入レモンには、ワックス処理の段階で、防カビ効果のため「ポストハーベスト農薬(収穫後」としてイマリザル、OPP、TBZなどがかけられているため、安全性が心配されることがあります。当然、輸入時に基準値等の検査が行われ、基準値以下なら健康上問題ないとされています。皮ごと使うときは、気持ち的にもできれば農薬の入ったものは避けたいと思われるでしょおう。その場合はワックスを塩でこすり落とし、水洗いして使うか、「イマリザル、OPP、TBZ不使用」「ノーワックス」などの表示がある輸入レモン、国内産レモンがおすすめです。
レモンは、日本には明治時代の初めに渡来し、現在の栽培地は、主に柑橘類の栽培地と同じで、香川県や広島県、愛媛県などの瀬戸内地方に多く、和歌山や熊本でも栽培されています。
10月頃からライムのような青レモンが、気温の下がる1月頃から黄レモンが出回ります。国産は輸入品のようにポストハーベストの心配がありません。国産の新鮮なレモンのおいしさを活用しましょう。
皮ごとレモンを楽しむ方法
もちろんレモンが健康に役立つと言っても、レモンさえ食べればよいということではなく、栄養バランスのとれた食事が基本で、さらにおいしく活用しましょうということです。皮ごと使うとすれば、レモン酒やレモンサワードリンク、レモンピールの砂糖漬け、バターをたくさん使うのですがレモンカードなどもおすすめです。またレモンのはちみつ漬けは、冬にはホットで温かく、夏にはアイスでさっぱりと、レモネードに。
皮の苦味が苦手な方は、歯や歯茎のマッサージに使うととても爽快ですし、キッチンのシンクを、捨てる前の皮でこすると香りも爽やかな香りに包まれ、ピカピカ綺麗になります。
参考/
レモンの摂取と血圧、動脈硬化、肥満予防に関する新たな関連を実証
(株式会社ポッカコーポレーション)
麹菌を利用したレモン果皮由来の新たな機能性ポリフェノールの製造技術の開発に成功(科学技術振興機構)
その他