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バレンタインデー。職場でチョコレートを配る慣習は?

「職場でチョコレートを配る習慣をどう思うか」というアンケート結果をもとに、職場で配る義理チョコについて考えてみましょう。

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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2月14日はバレンタインデー!

海外では、バレンタインデーを恋人同士の愛の日としてお祝いする国は多いですが、プレゼントは、メッセージカードや花束など、チョコレートに限らず、恋人や友人や家族の間でもプレゼントしあうようです。

日本のバレンタインの風習は、女性から男性にチョコレートをプレゼントするのが定番になっていますが、これは日本独特のスタイルです。

愛の告白をする本命チョコのほかに義理チョコを配るのも日本ならでは。もともとは「本命ではない」という意味の義理チョコでしたが、お世話になっている人への義理チョコというニュアンスも増えてきましたね。さらに、友チョコ(友達同士で交換しあうチョコ)、逆チョコ(男性から女性に渡すチョコ)まで拡大し、もはや「なんでもありのチョコレートイベント」のようになりつつあります。

そこで女性の中でも意見の分かれる「職場で配る義理チョコ」について考えてみます。

職場で義理チョコを配る慣習をどう思いますか?

バレンタインデー。職場でチョコレートを配る習慣は?

バレンタインデー。職場でチョコレートを配る習慣は?

オールアバウト独自のユーザー参加型アンケート「恋愛裁判」による調査(※現在はサービス停止済)の「バレンタインデー。職場でチョコレートを配る習慣は?」というお題の調査をおこない、読者の意見を集めた結果がでました。

結果は、有罪(反対)38.9%、無罪(賛成)が61.1%と、意見は大きく2分されましたが、職場でチョコレートを配る習慣を肯定的に考える人が過半数を超えました。

賛成! 日頃の感謝を示すよい機会になっている

無罪の理由としては、日頃の感謝を示すことで、社内の人間関係をよくする潤滑油となるから、という意見が目立ちました。

■女・27・青森県
個人的にイベント事が好きなので。お世話になっている人への挨拶にもなるし、ワクワク感を楽しみたいから。

■女・33・東京都
日頃、なかなか示せない感謝を数百円で示すことができ、それで業務が円滑に進むのであれば、安いものだと思う。

■女・37・奈良県
父が現役時代、職場でもらってきたのを見て、「お父さんは職場で大事にされているんだな」と、嬉しかった思い出があるので、「お父さん」である職場の方々のご家族への配慮と思えば、苦になりません。

今回あえて少数派だった有罪(反対)の意見を詳しく見ていきます。回答者の答えには、いくつかの傾向が見られました。

反対1 男女比のバランスが悪いと、金銭的に負担

義理チョコだけではなく、本命チョコもあげたい。

義理チョコだけではなく、本命チョコもあげたい。

プランタン銀座が行ったアンケート(2010年12月当時)では、義理チョコを選ぶ理由の1位が「手頃な価格」(73%)でした。

つまり、義理チョコの出費がかさみ過ぎると、楽しい気持ちでなくなるのも理解できます。

■女・30・東京都
女子が自分しかいないので大変。

■女・34・埼玉県
女性の少ない職場で、給料の少ない派遣社員が気を使わないといけない。

■女・40・愛知県
男性100人以上いて、女性はたったの4人。 こんな職場で配れと言う方が無理です。


反対2  事務的にチョコレートを配るだけになっているから

男性にとっては、たとえ義理チョコでも、そこに女性からの日頃の感謝や労いの「気持ち」があるからこそ嬉しいと感じるわけです。まるで社内備品でも配るように渡すのではあまりに味気ないですよね。気持ちのこもらない形だけの慣習になってしまうと敬遠したくなりますね。

■女・34・愛知県
以前の会社で「習慣だから1人500円回収します」って。 女子代表が買ってきて職場で配っていた。長いものには巻かれてみたけど正直、勝手な習慣はメンドクサイです。

■女・35・群馬県
私の職場ではその年の行事(社員旅行・忘年会等)の幹事の女子がチョコを人数分手配し、ホワイトデーには、やはり女子の幹事が男性社員からお金を集金して、女子にお返しを買って来る、というパターン。これで、なにかいいことがあるのだろうか。いや、あるまい!



反対3 配っているが、多数派の意見に合わせているだけ

社内チョコも禁じられると、燃える?

社内チョコも禁じられると、燃える?

4割の人は職場でチョコレートを配る慣習を必要ないと思っています。

ということは、あなたの会社でも、4割の女性が、何も言えずに、「しかたないから配るか……」と皆に合わせているのかもしれません。

男性社員に義理チョコを渡さなかったり、女性社員に寄付しなかったことで、「数百円から数千円の出費をケチった」と思われるのも厄介です。

■女・29・神奈川県
強制されていなくても、なんだかんだ言ってやっぱり手ぶらで出勤は出来ない。 男性も習慣に則ってお返しするのも大変だと思う。

■女・30・長野県
八方美人の女性が「やろうよ」って言い出だすと「私はやりたくない」ってなかなか言いづらいのでストレスになる。


バレンタイン禁止が社内恋愛を盛り上げる?

たかがバレンタインデーですが、約4割の反対派の気持ちを知る貴重なアンケートだと思います。

職場では和を乱さないように、ついついまわりに意見を合わせがちです。私も会社勤め時代は当たり前のようにチョコを配っていましたが、いっそのこと、職場でチョコレートを配ることを禁止しては、どうでしょうか?

職場は仕事のみをするところとして、社内での贈り物のやり取りをすべて禁止して、年賀状、お歳暮、お中元、旅先からのお土産などの慣習も一切廃止してしまえば、煩わしさや無駄な出費はなくなるかもしれません。

しかし、禁じられるとかえって「したくなる」、「燃え上がる」というのが人情。

社内恋愛を禁止したとしても、実際にはなくならないように、職場でのチョコレートを配る慣習を禁止したら、むしろかえって、本命への愛の告白に想いが募って燃え上がり、ワクワクドキドキ感が高まるかもしれませんね?

皆さんが、煩わしい世間の義理とは関係なく、本命の相手と楽しいバレンタインデーを過ごせることを祈っています!


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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