「Webサイトを作ってみたけど、売上に繋がらない」「年に1~2件ぐらいしか問い合わせが来ない」など、インターネットをうまく販促に生かせていないと悩んでいる方はたくさんいます。その解決方法は、販促施策全体のなかでWebサイトをどう使うのか、それに合ったWebサイトの内容はどういうものか、Webサイトの閲覧者を増やすにはどうすればよいのかをしっかりと考え、実行に移すこと。
今回は、インターネットの販促プロモーションについて、まず知っておきたい基本的な知識や大切なポイントをご紹介します。
めざすべきは「コンバージョン」
コンバージョンを意識することが、インターネットを販促に生かす第一歩です
皆さんは「コンバージョン」という言葉をご存知でしょうか?
「Webサイトなどから得られる直接的な成果」といった意味の言葉で、企業などが運営するWebサイトの場合は、次のようなものが挙げられます。
■企業サイト、商品情報サイトなど
- 資料請求
- サンプル請求
- 問い合わせ
■ネットショップ
- 購入
- メルマガ会員登録
■情報サイト、コミュニケーションサイトなど
- 会員登録
- 企業サイト、商品情報サイト、ネットショップなどへの誘導
これらの目的を達成するために何を行えばよいの考えることが、インターネットによる販促を行うための第一歩となります。
コンバージョンは、個人情報を獲得することとほぼ同義
先ほど挙げたコンバージョンの一覧を見ていくと、大きなポイントが2つあります。
まず1つめは「企業サイト、商品情報サイト、ネットショップなどへの誘導」以外は、すべて顧客から何らかの個人情報を引き出すという共通点があることです。「企業サイト、商品情報サイト、ネットショップなどへの誘導」についても、誘導した先では何らかの個人情報獲得をめざすことになります。
例えばメルマガ会員登録の場合なら、少なくともメールアドレスを記入してもらう必要がありますし、資料請求の場合は住所、氏名、電話番号なども記入してもらうことになります。ネットショップの場合など、クレジットカードナンバーというあまり他人に教えたくないような情報を記入してもらわなければならないこともあります。
Webサイトの閲覧者に、こうした個人情報を教える相手としてふさわしいと思ってもらえるだけの興味・関心、そして安心感を与えることが重要です。