男の子・女の子の違い
男の子と女の子、育てやすさに違いはある?
Q:
・男の子のほうが体が弱い、女の子のほうが育てやすい、というのは本当ですか?
A:
寿命は男性より、女性の方が長いですよね。一般的には、赤ちゃん(お腹のなかでも)も女の子より男の子の方が弱いようです。現場でも、「この子は女の子だから大丈夫かな」と言ったりします。これは、生理的なもので、どうしようもないところがありますが、個人差があるので心配には及びません。
どちらの子が育てやすいかも、個人差や、それぞれの状況もあり、一般化はできません。ただし、育てやすいが大人側の視点で語られると、子どもはちょっとシンドイかなと思います。
遺伝
Q:
・男の子はお母さんに似る、女の子はお父さんに似る、というのは本当ですか?
A:
根拠はありません。これは願望じゃないでしょうか。個人的な観察でも、パパは娘に、ママは息子に甘いですからね。
この質問の似るというのが顔形であるとすれば、生まれたときは、パパに似てだんだんママに似てゆくのが理想です。お腹の中で10ヶ月赤ちゃんと結ばれていたママほどは絆を感じられないパパ。しかも、ママを疑うわけではないけれど、生まれてきた赤ちゃんが100%自分の子なのかと漠然とした不安もあるかもしれない。だから、生まれたばかりの赤ちゃんがパパに似るというのは、子どもにとっても生き抜いてゆくための知恵のはず。「パパそっくり!」と、言われると「俺に似ると将来が心配だな~」と、言っているパパも、実はニッコリ、とっても嬉しいものなのです。
産後の妊娠・出産
Q:
・産後1年は次の出産まであけたほうがいいですか?
A:
純粋に医学的な観点からは、帝王切開の場合は、子宮に切開を入れているので、産後1年経って妊娠して、生まれてくるまで2年経つとより安全と言われています。一方、経膣分娩の場合は、そうしたデータはありませんが、まず問題ないと思います。最近は晩産がすすみ、帝王切開の後も早めに次の子を妊娠したいという方も増えています。帝王切開であったとしても、産後3ヶ月は生理がなく、妊娠をしたとしても早くて生後半年でしょう。そこからまた妊娠期間があるので、それでリスクがすごく高まるわけではありまえん。また最近は前回が帝王切開だと次回も帝王切開になることがほとんどで、子宮破裂はまず起こりません。いずれにしても、次の妊娠までの期間については、あまり心配しなくて大丈夫です。
帝王切開後の出産
Q:
・最初のお産が帝王切開だったら、2回目も帝王切開じゃないとダメですか?
A:
1人目が帝王切開でも、骨盤が狭いという理由で帝王切開になったのでなければ、次回の妊娠は状況が良ければ経膣分娩は可能です。ただし、前回帝王切開で経膣分娩をすると、1%くらいで子宮に裂傷が入り、母子の状態が悪くなると言われています。安全性を強く求める今の時代、産む女性、家族、そして医療側もこの1%のリスクを取ることができないでいます。という理由で、ほとんどの病院では帝王切開が選択されているのが現状です。
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