助成金は支給テーマ別に押さえるのがポイント

助成金ピックアップ

助成金のピックアップから始める

雇用関係の助成金は非常にたくさんの種類があり、一般の方には分かりにくいもの。それが助成金の活用が進んでいない理由の1つでもあります。現時点(平成23年1月現在)で公表されている厚生労働省関連の助成金だけで50種類以上あります。

自分の企業が受給できる助成金を効率的に探すには、テーマ別に主要な助成金を押さえるとよいでしょう。テーマには、「雇用の維持」「再就職支援」「就職困難者の雇入れ」などがあります。

たとえば売上が減少して従業員を解雇せざるを得ない状況に陥っていても、解雇をせずに雇用を維持したいと考えている企業であれば、「雇用の維持」がテーマとなります。

なんらかの事情で離職を余儀なくされている従業員のために、事業主が再就職支援のお手伝いをする場合は、「再就職支援」がテーマになります。障がい者など就職が困難な人材を積極的に採用しようとするなら「就職困難者の雇入れ」がテーマとなります。

まず最初に助成金のテーマを押さえることで、自社が受給可能な助成金の範囲をある程度絞り込むことができます。この助成金なら使えそうだというテーマがあれば、積極的にチャレンジして戦略的に助成金を獲得しましょう。

助成金の主要テーマと具体例

厚労省関連の助成金の主要テーマと具体例は下記のとおりです。おおざっぱでいいので、どんな助成金があるのか見ておきましょう。

■テーマ:雇用の維持
事業活動の縮小に伴い、休業や教育訓練などの雇用調整を行った場合に助成金が支給されます。

<助成金の具体例>
雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)

■テーマ:定年年齢の引き上げ・廃止
65歳以上の定年年齢の引上げや70歳までの雇用を確保する制度の創設、定年を廃止した場合等に助成金が支給されます。

<助成金の具体例>
定年引上げ等奨励金

■テーマ:再就職支援
離職を余儀なくされる労働者の再就職支援を行い、再就職を実現させた場合等に支給されます。

<助成金の具体例>
労働移動支援助成金

■テーマ:就職困難者の雇入れ
就職が特に困難な者を雇い入れた場合に支給されます。

<助成金の具体例>
特定求職者雇用開発助成金

■テーマ:失業者の創業
雇用保険の受給資格者が創業する場合に支給されます。

<助成金の具体例>
自立就業支援助成金

■テーマ:雇用の安定
有期契約労働者を正社員に転換させるなどの雇用の安定を図った場合などに支給されます。

<助成金の具体例>
中小企業雇用安定化奨励金
派遣労働者雇用安定化特別奨励金 (派遣社員の正社員化)
若年者等正規雇用化特別奨励金 (年長フリーターの雇入れ)

■テーマ:能力開発
労働者に職業訓練等を受講させた場合などに支給されます。
<助成金の具体例>
キャリア形成促進助成金

■テーマ:雇用管理の改善
職場環境の改善など雇用管理を改善させる場合に支給されます。

<助成金の具体例>
介護基盤人材確保等助成金
育児・介護雇用安定等助成金