トルコ料理/おすすめトルコ料理店

ペルシャ&トルコ料理「サバラン」(4ページ目)

イラン人が週に2日も口にするというイランで人気の鍋は、東京、いや日本でもココでしか口にできないかもしれない。提供方法も興味深く、この料理だけでも食べに行く価値はあるのではないだろうか。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

イラン料理はあっと驚く組み合わせの料理がたくさん

左は「ゲイメカリー」、右上は「サラダジラジィ」、中央は「エスタンブリ」、右下は「自家製ヨーグルト&バラジャム」と「デーツ」

左は「ゲイメカリー」、右上は「サラダジラジィ」、中央は「エスタンブリ」、右下は「自家製ヨーグルト&バラジャム」と「デーツ」

ほかにも、ザクロペーストとクルミ、鶏肉を長時間煮こんだ「フェセンジュン」、ドライライムが隠し味の「ラム肉と豆のイランカレー」、イラン産の長粒米をつかったインゲンと牛肉のピラフ「ルビアポロウ」、自家製ヨーグルトをつかった料理など、実に興味深いものがある。

それに、イラン料理はフレッシュハーブをふんだんに使う国。日本のハーブの少なさに愕然としたアリさんは、なんとハーブを自家栽培しているという。シンプルに感じられる料理でも、自家製ハーブをぱらりと加えているというから、サバランの料理にはおいしくなるマジックがそこかしこに隠されているようだ。

ただ残念なこともある。それは、トルコ料理も出していることだ。ペルシャ料理はまだまだ日本人には知られていないし、トルコ料理だって、やっとドネルケバブとかケバブが知られるようになった程度。お店の存続を考えたら、当然のことだと思う。ワタシの贅沢な要望だとわかっているけれど、ペルシャ料理の印象が日本人に色濃く残るように、できれば1本で勝負してもらいたいなぁ、などと思ってしまった。
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