後方確認用バックカメラはここまで進化
車載用電子パーツを幅広くリリースするデータシステムでは、従来から力を入れていたバックカメラ関連の商品をさらに充実させた様々な新製品や開発中の試作品を展示していましたので、それらをまとめて紹介します。まずひとつめが『自動角度調整カメラキット』です。通常のバックカメラは、後退時に車両後方の障害物などが確認できるアングルに固定してい使いますが、この自動角度調整タイプでは通常走行時はやや上向きのアングルを映すことでリアビューカメラとして使うことができるものです。後退時にはリバースギアに連動して下向きに自動でカメラアングルが切り替わる他、手動で切り替えられるスイッチも付属します。
常時、リアビューを表示するとなると、専用のモニターも必要となるかもしれませんが、ミニバンやワンボックス、SUVなど、後方視界の悪いクルマではとても重宝しそうです。業務用のトラックなど、バックミラーが全く使えないクルマでは、ルームミラーの代わりにミラー型のモニターを装着して、同様のシステムを採用していますが、あれと同じことができるわけです。
『リアカメラ用ステアリング連動ガイドラインシステム』は、純正装着のバックカメラシステムにあるような、後退時のガイドラインを後付けのバックカメラでも表示できるシステムです。こちらも参考出品で、同社のリアVIEWカメラシリーズはもちろん、市販のバックカメラ全般に対応したものとなるようです。
ベテランのドライバーにはあまり必要ないかもしれませんが、駐車枠にまっすぐ停めるには、単にバックカメラの映像を見るだけよりも、ガイドラインが表示された方がステアリング操作の目安となるはずです。せっかくバックカメラを付けるなら、こうした機能も追加できると有難いですね。
バックミラーと小型の液晶モニターを一体にした『バックミラーモニター』も、便利そうなアイテムです。ミラー本体は市販のワイドミラーのように純正のバックミラーに被せて装着するタイプで、ミラーの左側には高画質の4.3インチワイド液晶が搭載され、バックミラーとは別にバックカメラの映像などを表示することができます。
その他、『エンブレムリアカメラキット』はバックカメラをスマートに装着したいというユーザーにおススメです。対応車種はトヨタとダイハツのモデルに限られるようですが、純正エンブレムを取り外し、その部分にちょっと膨らんだような形でバックカメラを収めることができます。
後退時の安全性確保には欠かせないバックカメラは、これからは必需品となりそうですね。