着物・着付け/その他の着物関連

スタイリストと着物のプロが提案する着物の楽しみ方(2ページ目)

かつては普段着としても活躍していたはずの着物は、今や特別なときにしか着ない、敷居の高いものになってしまいました。しかし、私たちの中にはまだ日本人の民族衣装を楽しみたいという気持ちが、どこかに残っているはず。表参道の「PASS THE BATON」で行われたイベントでは、スタイリストとアーティストが、着物の日常での楽しみ方のヒントをくれました。

久野 梨沙

久野 梨沙

レディースファッション ガイド

服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。大学で認知心理学・色彩心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を経て個人向けスタイリストに。現在は、色彩心理を活かした印象コントロールや外見コンプレックスの解消、服装でのモチベーション向上など、ファッションと心理を絡めた情報発信に定評がある。

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着物との付き合い方のヒントが得られたトークイベント

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

それぞれの、着物や和文化との付き合い方が垣間見られたトークイベント

着物をはじめ、現代での「和」の様々な楽しみ方をテーマに開催されたトークイベント「Real clothes KIMONO ~現代のきもの」。PASS THE BATON代表の遠山正道氏が司会を務め、ゲストには着物スタイリストの如月まみさんアーティストの村上周氏が登場。三者三様の個性あふれる着物の着こなしは必見です!

現代のアイテムをMIXした、個性的な着物の着こなし

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

「作家」というイメージからコーディネートを考えていったと話す遠山氏

司会の遠山氏は、みうらじゅんさんが出品したデニムの浴衣をセレクト。「明治・大正時代の作家の着こなしがイメージ」というコーディネートは、現代的なアイテムがMIXされた個性的な組み合わせ!帯代わりに使っているのは、インディゴによく似合う赤の旅行鞄バンド。そしてコム デ ギャルソンのハットに、足元は「和食器の漆をイメージした」というエナメルシューズを合わせています。

しきたりにこだわらず、インスピレーションから手持ちのアイテムと組み合わせていくコーディネートは、日常に着物を取り入れる参考になりそう。

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

スヌードは、ネクタイを中心に展開するブランド「giraffe」のもの

「作家が着物の下にタートルネックのニットを着ているイメージで」と選んだのは、giraffeのスヌード。長くたらしたブラックのタイがユニーク!

 

次のページでは、アンティーク着物をリメイクしたゲストの着こなしをチェック!
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