彼女の機嫌が悪いのは、俺の浮気がバレてるから??
しかも、セックスの主要な動機が生殖ではなく快楽を得ることになってしまっている人間の場合、程度の差はあれ、性的な快楽を求める欲望に、男女の違いはありません。「女性が性的に奔放であるはずはない」というのは、男性の傲慢な思い込みや願望に過ぎません。
厚生労働省の「第4回男女の生活と意識に関する調査」(2008年)では、いわゆる既婚者の浮気の割合を示したデータがあります。これは、無作為に選んだ16歳から49歳男女3000人に行った調査のうち有効回答数であった1468人の回答に基づくものです。
まず、「過去1年間に複数のパートナーと性的な関係を持った割合」は、既婚男性の場合、35歳未満は4.6%で、35歳以上は15.8%でした。つまり、これは、過去1年に、妻も含めた複数女性または、妻以外の複数の女性と性的な関係があった夫の割合です。
一方、既婚女性の場合は、過去1年に、夫も含めた複数男性または、夫以外の複数の男性との性関係があったのが、35歳未満は6.8%ですが、35歳以上は4.2%いました。
このデータからは、男性の方が、複数とセックスしている率が高いことが分かりました。確かに、本命がいても、浮気をする男性が多いことの裏付けにもなります。
次に、「現在決った相手以外(配偶者以外)と性的な関係を持った割合」をみると、既婚男性では、妻以外と性的な関係があったのは、35歳未満は6.5%で、35歳以上は12.2%でした。一方、既婚女性では、夫以外と性的な関係があったのは、35歳未満は8.7%で、35歳以上は11.0%です。つまり、35歳未満では、夫よりも、妻の方が、配偶者以外と性的な関係を持っていました。
さらに、これらの2つの統計を比較すると、既婚男性は、複数のセックスパートナーがいても、妻ともセックスしている場合が多いですが、既婚女性は、夫とはセックスがない状態で、婚外でのみセックスをしているケースが多いことが分かります。
浮気の実態について、もっと男女に大きな差があると予想しましたが、想像よりも近似値であったことに私も驚きました。