インド/インド基本情報

インド旅行(基本情報・日本からのアクセス)(2ページ目)

国土も人口も日本の10倍以上、インドはとてもでっかいのです。ひとつの国というよりは、色とりどりの魅力を持つ変化に富んだ小さな国がたくさん集まっている大陸と考えたほうが、「旅行をする」観点においては、ある意味正しいのではと思います。

執筆者:冬野 花

インド入国にはビザが必要

あわてずに済むよう、時間の余裕を持って申請しましょう (C) H Fuyuno

あわてずに済むよう、時間の余裕を持って申請しましょう

近年、短期滞在であればベトナムや中国などはビザ不要となりましたが、インドの入国にはビザが必須です。観光ビザは通常6ヶ月有効で、ビザ申請料金は1,935円。日本では東京の場合、以前と違ってインド大使館ではなく、山手線茗荷谷駅から少し歩いたところにあるビザ申請所で申請・取得することになっています。しかし申請所や料金は、再度変更になる可能性があるので、その都度チェックすること。

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東京以外では、在大阪インド領事館で取得することも可能。ビザ取得代理店を利用する手段もあります。

日本からインドへのアクセス

日本(成田)からの直行便は今のところ、エアインディアかJALのデリー便のみ(直行便でないデリー便もあります)。直行便の搭乗時間は行きが8~9時間程度で帰りは7~8時間程度。空気が澄み渡る日の多い冬季は、進行方向右側の窓側席(帰りは左側)に座れば、雄大なヒマラヤ山脈がとてもよく見えます。日本からデリー以外の都市に行くには、バンコクや香港などアジアの他の都市、もしくはインド国内での乗り継ぎが必ず必要となります。

ホテルなどの送迎サービスがない場合、インディラ・ガンジー国際空港からデリー市街地に行くのは、目的地に応じた料金を前もって払うプリペイド・タクシーくらいしか手立てはありません(一応、バスという手もありますが、非常にローカルなバスで時間もかかります。一般的に日本人が想像するであろう「空港シャトルバス」のようなものではありません)。

空港建物内には法外な料金を請求するニセのプリペイド・タクシーカウンターが複数あるのですが、とにかくまずは空港の「建物の外」まで出ること。正式なプリペイド・タクシーのカウンターは、建物の外にあります。ただし現在、空港が改装中でもあるため、そのカウンターは以前と違い、非常に心細い風情の小屋で妙な場所にあったりします(2009年春の時点)。今後、変わる可能性もありますが、とりあえず建物の外に出てから周囲の人に聞くといいでしょう。

市街地までの時間や料金は、ひどい渋滞問題を抱えるデリーのこと、一概には言えません。空いていれば30分程度で着く場合もありますが、時間と具体的な場所によっては1時間半ということもあり得ます。荷物量や人数、車の大きさも影響するので料金も一概には言えないのですが、250~350ルピー程度が騙されていない目安でしょう。
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