旅行前に知っておきたい、インドの基礎知識

国土も人口も日本の10倍以上、インドはとにかくとても大きな国。ひとつの国というよりは、色とりどりの魅力を持つ変化に富んだ小さな国の集合体と考えたほうが、「旅行をする」観点においては、ある意味正しいかもしれません……。この記事ではそんなインドに旅立つ前に「少し」でも知ってもうらうべく旅の基本情報をまとめました。ただし、どんな項目でも「一概に言えない」のがインドの大きな特徴。あくまで、事前の目安にどうぞ!
青空に映える世界遺産タージ・マハル

青空に映える世界遺産タージ・マハル

インドのエリア

砂漠の広がるラジャスターン州ではラクダに乗ることも (C) H Fuyuno

砂漠の広がるラジャスターン州ではラクダに乗ることも

インドのそれぞれの州や地方は気候も違えば、風習や言葉も違い、人々の顔つきまでが違います。インドは何事についても千差万別、一概にはとうてい語り難く、自分で体験するしかありません。しかし、それこそがインドの旅の醍醐味です。

北には世界の屋根ヒマラヤ山脈が連なり、その奥にはチベット文化圏があります。ヒマラヤ地帯の南方、北インド平野部には、沐浴の光景がお馴染みのバラナシや、世界一有名な墓「タージマハル」、そして首都デリーがあります。

東部には、マザーテレサの「死を待つ人の家」もあるカルカッタがあります。また、北東部はミャンマーや中国とも隣接しており、その辺りには、いわゆるインド文化圏とは全く異なった文化を持つ北東部7州(セブンシスターズ)があって、私たち日本人と同じような顔をした人々が主に暮らしています。北西部にはズバ抜けてエキゾチックな雰囲気が外国人観光客からも大人気のラージャスターン州。そして西海岸にはインド映画産業ボリウッドの中心地でもある大都市ムンバイやポルトガル文化の香るゴア州があり、更に南下するとアーユルヴェーダが盛んなケララ州があります。反対側の東海岸はオリッシー・ダンスと呼ばれる古典舞踊が有名なオリッサ州、そこから南下すると、インド北部のアーリア文化とは一味違う南インド特有のドラヴィダ文化の中心地タミルナドゥー州があります。

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インドの言語

公用語はヒンディー語と英語と言われることが多いですが、実際は各地でさまざまな言語が話されており、憲法で認められる言語だけでも18語が存在します。英語が理解できるのは主に富裕層の人(人口の約2~3割程度)ですが、観光産業に携わる人は階層に関係なく英語を理解しますので、カタコトでも英語ができればOKです。インド英語は、特に「R]を発音するなど、訛りが強いことで知られています。例えば、「マーケット」は「マルケット」となります。