マカオ/マカオ基本情報

マカオ旅行の犯罪対策(2ページ目)

せっかくのマカオ旅行、トラブルなくスムーズに楽しい思い出づくりをしたいもの。治安の安定しているマカオの場合、特に神経質になる必要はないものの、日本と勝手が違う海外ということで、トラブルから身を守る対策法をまとめます。

執筆者:勝部 悠人

マカオのカジノでの対策

カジノのイメージ

多額の現金が行き交うカジノだけに管理はしっかりと。写真はイメージで記事とは直接関係ありません

カジノは多額の現金がやりとりされる場所。特に、大きな金額を持っているときは、周囲に気を配りながら、できればひとりで行動しない方が無難です。また、ゲームに熱中するあまり、つい携行品への注意がそれてしまう場合があります。警備員から「貴重品はかならず膝の上に」とアドバイスを受けることもありますが、最初から貴重品を守っておくよう心がけましょう。なお、カジノ内には国際クレジットカードやキャッシュカードを使えるATMやクレジットカードで直接カジノのチップに換金できる両替所もありますので、わざわざ日本から現金を持ち込まなくても大丈夫。移動中の盗難リスクを考慮すると、そういったものを利用することも得策です。

マカオの移動中の対策

フェリーターミナルや空港での注意

フェリーターミナルや空港ではつい大きな荷物に気を取られがち。ハンドバッグなどにも注意を

まず、マカオへの到着と出発の際に利用するであろう空港とフェリーターミナルにて。大きなスーツケースを持って渡航される方も多いと思いますので、特にチェックインや待合室での置き引きに注意しましょう。大きな荷物にばかり気を取られ、手元のバッグから目を離してしまいがち。以前、マカオ・フェリーターミナルで、ここを拠点とするスリ集団が逮捕されたというニュースがありました。

路線バス車内

混雑している路線バス車内は要警戒

市内を移動する際、特に路線バスでは注意が必要です。混雑した車内でのスリ被害が最も可能性が高く、ポケットやカバンをカッターで切って中身を盗むという手荒な手口も報告されています。携行品に十分な注意を。

昨今、メーターを使わずに高額な運賃をふっかけてくる悪質タクシーの存在も社会問題化しています。トラブル回避のためにも、メーターを使わないタクシーは利用しないこと。

 
横断歩道

道路を横断する際は必ず横断歩道を。そして、左右に気をつけて

それと、交通事故にも注意しなくてはなりません。マカオの場合、信号のない横断歩道では歩行者が優先というルールがあり、比較的マナーが良いドライバーが多いのですが、信号機のある横断歩道を渡る際も含めて、必ず左右の確認を。また、道幅の細い道路を歩く際は、接触事故にも注意。二輪車でも自動車でも、けっこう飛ばしています。マカオの街角では、横断歩道のない場所を堂々と渡っている人も見かけますが、違反な上、危険も伴うので、絶対に真似をしないで。急がば回れ、そういう時こそ余裕を持って行動することが、未然に事故を回避することにつながります。

マカオならではといえば、観光バスを利用する際に気をつけたい点があります。基本的には右ハンドルのマカオですが、中には左ハンドルの車両も交じっていることも。そういったバスの場合、乗降用の扉が歩道ではなく車道に面して開きます。特に下車の際、絶対に飛び出したりせず、左右の確認をしてください。仮に右ハンドルのバスだったとしても、二輪車が隙間をすり抜けて来る場合もありますので注意を。タクシーの場合も同様です。
 
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