フルセグ対応の4×4地デジチューナーを内蔵
内蔵地デジチューナーはフルセグ対応の4チューナー×4アンテナタイプ。今年7月のアナログ停波の前にクルマも地デジ化しておきたいなら、フルセグタイプがいいと思う。チューナー部分は、他のデジタル回路からのノイズを受けないよう、ダブルのシールドでカバー。これにより、受信感度は従来モデルの約1.6倍に向上したという。また親局の受信エリアから外れても、自動的に中継局や系列局を探して切り替える中継局・系列局サーチも搭載している。このダブルシールドによって、音質も向上している。MDV-727DT&MDV-626DTは、ナビ部とオーディオ部を分離したセパレートシャーシを分離したセパレートシャーシを採用し、ナビ部のノイズがオーディオ部に影響しないように設計しているのだが、地デジチューナー部をシールドしているため、こちらもオーディオ部に悪さをしない。加えて独立中点回路システムやオリジナル・バックアップコンデンサ、オーディオ用電解コンデンサ、高音質ローインピーダンスオペアンプなど、さまざまな高音質技術&デバイスを採用し、高音質を追求しているのだ。
クリアでメリハリのあるサウンドが楽しめる!
車内で試聴することができたが、なるほど、メリハリがありクリアなサウンドだ。1台は内蔵アンプを使用し、フロント&リアの4スピーカーを鳴らすシステム。スピーカーは同社のKFC-XS170(37,800円)を使用していたが、これで十分と思えるほど、質感の高い音だ。逆にいえば、MDV-727DT&MDV-626DTを装着したら純正スピーカーのままではもったいない。ぜひ、スピーカー交換もセットで施工して欲しいということだ。
もう1台は、パワーアンプとパワードサブウーファーを加えたシステム。こちらは、音の力強さがグンと増す。またサブウーファーのおかげで低音の再生レンジが広がり、迫力たっぷりのサウンドだ。リーズナブルなメモリーAVナビは、外部パワーアンプの増設に対応するプリアウトを装備していないモデルがほとんどだが、MDV-727DTなあら4chプリアウトを装備しているので、ここまでのシステムアップに対応しているのだ。