SUBARU(スバル)/スバル車の最新情報・試乗インプレッション

スポーツカーはかくあるべき!スバル「WRX STI tS」(2ページ目)

カンペキに冬の時代を迎えているのは「楽しさを重視したスポーツモデル」だ。もはや高性能車の新規開発など皆無に近い。出しても売れないからだ。そんな中、頑張っているのが『STI』である。次々と趣味性の高いモデルを出してます。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

文句なしに“スポーツ”してる!

WRX STI tS

スポーティで高い質感に仕上げられたインテリア。アルカンターラと本革を組み合わせたレカロシートは標準装備(AT仕様はメーカーオプションとなる)


そんなこんなで、STIで新しい4ドアのWRXを出すと聞いた時も、それほど期待しておらず。どれどれ、とばかり試乗と相成った次第。しかし! 1速にシフトしてスタート。徐々にペースを上げて行くに従い「やっぱしスポーツモデルってこうじゃなくちゃ!」。文句無しに楽しいのだ。

スバルの持ち味である「過渡特性の広さ」がキッチリ出てます。スピードを上げていくと、徐々にタイヤが滑り始めるのだけれど、全く怖くない。自然にロールし、気持ちよ~くコーナーをトレースしてくれる。どんな速度域でコーナーを走っても楽しめる。久しぶりの「降りたくないクルマ」であります。

WRX STI tS

『WRX STI tS』には、水平対向4気筒2Lターボエンジンが積まれ、最高出力308馬力、最大トルク430N・mを発揮する


もちろん軽量化&しなやかさを追求するためのドライカーボン製ルーフ(富士重工の航空部門で生産し1台づつ手作業で生産するそうな)や、STIが得意とする「柔軟性を併せ持つボディ補強」も効果の一つになっているんだと思う。文字通り「意のままに走るクルマ」に仕上がっている。

価格はマニュアル仕様で472万5000円。STIによるボディ補強や、専用チューンドサスペンション、ブレンボのブレーキ+18インチの軽量STI製ホイール、レカロのバケットシートまで標準装備。輸入車を考えればリーズナブル。2.5リッターのAT仕様も選べ、レカロ抜きで422万1000円。
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