マカオのスパ事情
高級ホテルスパが続々登場し、選択肢も豊富に。マカオがビューティ先進地として注目を集め始めている。写真はグランド・ハイアット・マカオが誇る高級店「イサラ・スパ」(c) City of Dreams
確かに、珠海は価格は香港と比較しても非常に安い上、設備面、技術面でも競争力があるように感じます。ただし、珠海市に行く際にイミグレを通る必要があり、外国人の場合はかなり長蛇の列を覚悟しなければなりません……。また、通貨も人民元を用意する必要があるのと、中国語での意思疎通が必要になるなどハードルも高くなります。ですから、マカオ旅行でもこのようなローカルマッサージを楽しみたいと思ったら、やはり外国人観光客の受け入れ体制も万全な香港がよいと思います。
マカオではマッサージよりもスパへ
ローカル系スパも進化中。写真は地元女性に人気の「Nirvana Spa」。かなりクオリティが高い (c) Miyuki Kume
また、中級ホテルでもスパ部門にチカラを入れているところも多く、センスの良いローカル系のスパも増加中です。都会的でどうしても喧噪のイメージが強い香港に比べ、リゾート地ならではの解放感に満ちたマカオでのスパ体験はリラックスするのにも最適です。カジノ、世界遺産、グルメ、ショッピングに加えて、マカオのスパで本格エステを楽しめるという情報は、特に女性観光客にとっては朗報ではないでしょうか。自分へのご褒美に、ぜひお試しください。
マカオのスパのメニューと料金の目安
ホテル宿泊客への割引やスパ利用をメインにしたパッケージなどを積極展開する「ロック・スパ」 (c) City of Dreams
ボディ・マッサージの施術イメージ。写真は「スパ・アット・クラウン」の様子 (c) City of Dreams
料金は施設やメニューによってまちまち。ホテルスパの場合、一般的にホテルのグレードに価格が比例するイメージですが、同系列カジノのメンバーシップカードの提示やスパ会員への入会、また宿泊者の場合はルームカードの提示で割引を受けられる場合もあるため、そういったプロモーションを上手く組み合わせることでリーズナブルに楽しめることも。ホームページや現地に到着してからパンフレットをチェックするなど情報収集をマメに行うのといいでしょう。
施設によって50分、60分、90分など時間の区切り方が違うこと、中国式、タイ式、アロマなど独自のテーマがあるため一概に比較するのが難しいですが、価格の目安としては全身マッサージが500~1000パタカ、フェイシャルが300~700パタカ、足裏マッサージが200パタカ前後といったイメージです。