今年の1台にふさわしい5シリーズ&ポロ
5月にはRCZの国際試乗会の模様をいくつかリポートした。このクルマのデザインは、スーパーカー級だ。特にルーフからリアウインドウに繋がるダブルバブルが素晴らしい。乗ってみても、ネコ足の極まった、非常に粘り気のある走りを見せてくれた。2007年のフランクフルトショーに出品されたコンセプトカー、308RCZの市販版となる2+2スポーツクーペ、プジョーRCZ。BMWと共同開発した1.6リッター直噴ツインスクロールターボエンジンは、6ATには最高出力156ps仕様を、6MTには最高出力200ps仕様と差別化が図られている。国内には右ハンドルの6AT仕様(399万円)と左ハンドルの 6MT仕様(423万円)をラインナップした。サイズは全長4290×全幅1845×全高1360mm
(ザッカー誌より)
6月ごろになると、怒濤の輸入車ラッシュのまっただ中で、ざっと原稿のタイトルを見ただけでも、シトロエンC3&DS3、BMW X1、BMW5シリーズ、サーブ9-5(海外)、ジャガーXJシリーズ、プジョー3008、M・ベンツML350ブルーテックに、Eクラスカブリオレ、さらにはVWポロ1.2、そしてアルファロメオジュリエッタ(海外)と、豪華絢爛である。珠玉揃ったラインナップだが、この中から特に、今年の1台にふさわしい5シリーズとポロを挙げておく。
7年ぶりにモデルチェンジを果たしたアッパーミディアムサルーン、BMW5シリーズ。サイズは全長4910×全幅1860× 全高1475mm。日本には3リッター直6エンジンを積む528i(715万円)と直6ターボの535i(835万円)、4.4リッターV8ツインターボの550i(1040万円)をラインナップする
(Car@niftyより)
5世代目となるVWのコンパクトハッチバック、ポロに追加設定された、最高出力105ps/最大トルク175Nmを発生する新型1.2リッターSOHC直噴シングルチャージャーエンジン搭載モデル。乾式デュアルクラッチの7速DSGと組み合わせられ、従来の1.4リッターよりパワーとトルクを20ps/43Nmアップさせつつ、10・15モード燃費は約12%向上し20km/lを達成した 。TSIコンフォートライン(213万円)とTSIハイライン(242万円)をラインナップ
(Car@niftyより)
7月はイタリアン月間だった。6月にバロッコで試乗した、アルファロメオジュリエッタとミトTCT、そしてアバルトプントエボとアバルト500Cの記事で大方埋まっている。とにかく、イタリア勢の進化に目を丸くしたもの。ジュリエッタ以外は既に日本上陸済み。ジュリエッタも11年春過ぎにはやってくるはず。期待したい。その次に本数をこなしたのが、日本人たった1人で参加したベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブルの国際試乗記事だった。
2009年に登場したクーペのスーパースポーツのオープン版、ベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブル。最高出力630ps/最大トルク800Nmを発生する6リッターW12ツインターボを搭載。シフトタイムを50%短縮したZF製6ATが組み合わせられた。 0-100km/h加速4.2秒、最高速325km/hとベントレー史上最強のオープンモデルとなる。日本での価格は3300万円
(ゲンロク誌より)
8月には、いよいよ上陸したフェラーリ458を試すことができた。その完成度たるや、想像を大きく上回るもの。フェラーリの底力を見た思いである。
F430の後継となるV8ミッドシップモデル、フェラーリ458イタリア。最高出力570psを発生する4.5リッターV8エンジンに、7速デュアルクラッチギアボックスのF1システムが組み合わせられる。サイズは全長4527×全幅1937×全高1213mm。価格は2830万円
(ロッソ誌より)