活気のあるブレーメン通り商店街では
とにかく物価が安い
ブレーメン通り商店街ではポイントカードブレカのほか、定期的にフリーマガジンなども発行している
さて、今度は西側、ブレーメン通りへ行ってみましょう。こちらは初めて歩くと、どこまで続いているんだろうと思ってしまうほど長い、長い商店街で、その距離は約600m。しかも、たいていの商店街は途中で人気がなくなり、自然消滅という形になることが多いのですが、ここは最初から最後まで賑やか。店舗数は200店を越すそうで、生鮮食料品店、飲食店などが目につきました。
取材中だというのに、思わず買いそうになったほど野菜、魚などの値段は安かった
特に活気があって、安かったのが生鮮食料品店。タイムセールでは白菜、キャベツ、大根などが1個100円ということで大行列ができていましたし、魚や肉、惣菜なども激安といってよいほど。そのせいか、商店街には人通りが多く、賑やかです。また、最近ではあまり見なくなった、味噌屋さん、果物屋さん、文房具屋さんなどもあり、古くからの商店街であることが分かります。
景観形成地区に指定された商店街では、
各種イベントが盛りだくさん
ブレーメン通り商店街中ほどにあるコミュニティセンター。入り口にはブレーメンの音楽隊の像が置かれていた
商店街の途中にはブレーメンの音楽隊の童話にちなんだ動物の像を置いたコミュニティセンターがあり、建物はドイツ風。この商店街では音楽祭、ドイツの市民祭りにならった商店街イベントなど各種のイベントを行っており、商店街を中心にした街作りに熱心。ブレーメンバンドという商店街公認の音楽団体まであるほどです。また、空き缶のリサイクルやエコバッグ推進などにも取り組んでもいます。きれいに舗装され、ところどころに設けられたアーチがしゃれた雰囲気の商店街は景観形成地区にも指定されています。
車の通行量の少ない、商店が続く通り。次第に店の数は少なくなるものの、価格は安いまま
ブレーメン商店街を抜けても、尻手黒川道路までは井田中ノ町商栄会なる商店街が続きますから、延々商店街があるのです。もちろん、少しずつ店の数は減り、住宅が増えはしますが、それでもこれだけの店があれば、買い物に不便はありません。しかも、外れのほうの店でも安いのにはびっくりです。
矢上川までは平坦な土地が続くが、川を越えるとご覧のような傾斜地
尻手黒川道路を越えると、さすがに商店はなくなり、住宅街に。尻手黒川道路と平行して流れる矢上川を越すと、一戸建て中心の坂の多いエリアになってきます。
最後に気になる
東急東横線元住吉の住宅事情を見ていきましょう。