渋谷~横浜のちょうど中間、
元住吉駅は環境に配慮した気持ちいい駅

住吉神社

線路脇にある住吉神社。オズ通り商店街の先には木月住吉町という町名が残されている

渋谷、横浜からいずれも約20分(途中で急行などに乗り換えればもっと早い)、東急東横線元住吉は日吉と武蔵小杉に間にある、活気ある商店街で有名な街。通称はモトスミですが、元住吉という地名自体はなく、駅周辺の住所は川崎市中原区木月。かつては線路脇にある住吉神社にちなみ、住吉村という地名があったそうですが、大正末期に中原町と合併、地名は無くなりました。その後に駅名は元、住吉だったとの意で元住吉となりましたが、地名としての元住吉はありません。

元住吉駅

環境に優しい駅元住吉。改札を出たところにあるテラスには緑もベンチもあり、待ち合わせの人も多かった

さて、元住吉に到着して、最初に目を惹くのは改札を出たところに設けられたテラスです。都心方向を向いているため、武蔵小杉の高層マンション群などが一望でき、電車の出入りも見えて、お好きな方には楽しいスポット。この駅は環境に配慮した駅として知られており、ホーム及びコンコースの屋根部分には鉄道駅としては最大級の太陽光発電システムが導入されています。最大出力時には駅で使用する電力の1割以上を賄えるそうで、改札周辺に設置された液晶ディスプレイでは発電量が示されているのがおもしろいところ。2006年に新しくなった駅だけに、全体にきれいでバリアフリー、トイレなどもきれいです。

今回取り上げるのはこのエリア
元住吉駅周辺

元住吉駅周辺。記事中に出てくるスポットと道路などを記載してある。距離、位置関係は正確ではない


駅東口、オズ通り商店街側には
総合病院、公園、せせらぎのある緑道なども

オズ通り商店街

オズ通り商店街の看板。オズの魔法使いのキャラクターが書かれている。この商店街でもクーポンマガジンを発行している

モトスミ名物といえば、なんといっても線路を挟んで東西に伸びる2つの商店街。まずは駅改札を抜け、右手、東側のオズ通り商店街から見ていきましょう。こちらは昭和25年頃から商店街としてあったそうで、オズ通り商店街という名称になったのは平成4年。映画などで有名なオズの魔法使いにちなんだ名称です。西側の商店街が平成元年、舗道などのモール化完成にちなんでブレーメン通りという名称になったことを受けて、多くの人が知っている名称をという要望から生まれたものです。


オズ通り商店街

オズ通り商店街。商店街周辺では小規模なマンションの建設が行われていた

商店街自体はブレーメン通りほどは長くはなく、店舗数もさほど多くはありません。八百屋さんなどの食料品店が多いブレーメン通りに比べると、飲食店が多い印象でしょうか、途中で綱島街道と交差するため、ちょっと一体感に欠ける印象もあります。それでも、スーパーやドラッグストア、お惣菜屋さんなどもあり、生活に必要な品はすべて揃います。



すみよし桜

渋川沿いに建っていた住吉ざくらの碑。春には見事な並木になるはずだ

綱島街道と交差するあたりには渋川が流れ、両側は桜並木。住吉ざくらと呼ばれるこの桜の並木は約250本ほども続き、季節には花見の名所。江戸時代には水車が回る、のどかな風景だったとも聞きました。









関東労災病院

内科だけでも総合内科に腎臓内科、消化器内科など多数の診療科目が揃う関東労災病院

綱島街道を武蔵小杉方面に向かうと、左手に関東労災病院があります。ここは昭和28年に設立された総合病院で、病床数600を越す規模を誇る、地域の中核病院。診療科目数も多く、最先端治療が受けられます。ただし、お隣武蔵小杉での人口増の影響で、患者数が激増、現在は紹介がなければ外来での診察を受けるのは難しい状況になっているそうです。



二ヶ領用水

桜並木が続く二ヶ領用水脇の緑道。ところどころにはベンチが置かれ、子どもの遊び場なども

その向かいにあるのは、中原平和公園。ここは米軍出版センターだった土地を返還に伴って公園にしたもので、平和記念像、川崎市平和館、野外音楽堂などがあります。この公園の脇にも水路があり、こちらは江戸時代に開かれた県内有数の人工用水二ヶ領用水。水路沿いには桜並木があり、散策には気持ちの良さそうなスポットです。


続いて、西側のブレーメン通り商店街を見ていきましょう。